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マイナ保険証なければ「有料で資格確認書」…SNS紛糾「見事な税金の無駄使い」「原理原則がぶっ壊れている」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.09 18:39 最終更新日:2023.02.09 18:45

マイナ保険証なければ「有料で資格確認書」…SNS紛糾「見事な税金の無駄使い」「原理原則がぶっ壊れている」

 

 2024年秋、現行の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えられる。それにともない、マイナ保険証を取得しない人でも保険診療を受けられるよう、政府は「資格確認書」を発行する方向で調整している。

 

 保険証廃止により、子供もカードの取得が必要になるが、乳幼児の申請は出生届の提出と同時にできるようにする。1歳未満は顔写真なしで発行し、5歳まで有効とする。また、カードの取得を促進するため、この「資格確認書」を有料とする案も浮上している。

 

 

「資格確認書」を有料で発行する案が報じられると、SNSで批判の声が巻き起こった。

 

《資格確認書ってなに? 資格を確認する為に健康保険証があるのになんでそれをわざわざ無くす必要があるの?》

 

《最初から何もしなければ無駄な税金は一円もかからなかった。見事な税金の無駄使いを考えたもんですね》

 

《保険診療を受けるための「資格確認書」を「保険証」というのではないのか。保険料を支払えば資格はあるのに、なぜ証明書が有料になるの? なんだかもう、あらゆるものの原理原則がぶっ壊れている気がするよ》

 

 岸田文雄首相は2022年10月24日の国会で、「カードを持たない人には新しい制度を用意する」との考えを示した。紙の保険証でもなく、マイナ保険証でもなく、さらに保険証が手元になくても保険診療を受けられる「資格証明書」でもない第4の方法をつくると明言していたが、結局、「有料で資格確認書」を発行するというわけだ。

 

 一方、従来の紙の保険証については、すでに負担増が始まっている。

 

「マイナ保険証は2021年10月から本格的に導入が始まりましたが、2022年10月から、マイナ保険証を提示した場合、3割負担の人で初診時の支払いに加算されていた21円を6円に引き下げました。逆に、従来の紙の保険証を使う場合、9円から12円に引き上げています。

 

 さらに、2023年4~12月は、紙の保険証を使った場合、初診時で18円、再診でも6円の追加負担となるのです」(政治担当記者)

 

 すでに紙の保険証の負担が増えているのに、さらに有料の「資格確認書」が出てくるとは……。与党内からも有料化について「懲罰のようだ。あり得ない」との批判が出ているというが、この税金の無駄使い、なんとかならないものか。

( SmartFLASH )

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