社会・政治社会・政治

川勝静岡県知事、またも発言を謝罪…バス熱中症死亡事故で「水分を全部吸収された」SNSに集まる憤怒「どういう神経」

社会・政治 投稿日:2023.02.21 18:30FLASH編集部

川勝静岡県知事、またも発言を謝罪…バス熱中症死亡事故で「水分を全部吸収された」SNSに集まる憤怒「どういう神経」

2021年には、女性侮蔑とされた発言を謝罪(写真・時事通信)

 

「ご遺族への配慮、あるいはご遺族のお気持ちを逆なでするものであったと、誠にもって申し訳ないことで、心からお詫びを申し上げたいと思う」

 

 静岡県川勝平太知事が、2月20日の県議会で、自身の発言について謝罪した。

 

 2022年12月、記者から「今年の漢字」を問われた川勝知事は、「水」と回答。反対を続けるリニア工事にからむ問題や、台風15号の大雨被害から答えたものだが、「さらに一言いえば」と、こう続けた。

 

 

「牧之原市の幼稚園で、いたいけな子供さんが、熱気のなかである意味、水分を全部体内から吸収されてお亡くなりになった。それも広い意味で『水』と関係していると思う」

 

 2022年9月、3歳の女児が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で亡くなった件に触れたのだが、この発言が「あまりにも思慮に欠けていて不謹慎」と指摘を受け、冒頭の謝罪となった。これに対し、一部の県議からは「失言や暴言、毎回言って謝っている」との声もあがったという。

 

「川勝知事はこれまで何度も失言を繰り返しています。2019年には自ら推進する文化施設に反対する県議らに『ヤクザ、ごろつきもいる』と発言し、物議を醸しました。

 

 2020年には日本学術会議の任命問題について『菅義偉(当時首相)という人物の教養のレベルが露見した』と発言したことが、学歴批判だと批判を浴びました。

 

 2021年には、参院補選の応援演説で『あちらはコシヒカリしかない。だから飯だけ食って、それで農業だと思っている』などと御殿場市のことを差別するような発言をし、謝罪しています。

 

 また同年の知事選期間中には『顔のきれいな子は、賢いこと言わないときれいに見えない』と、学力と容姿を結びつける発言をしたとして、謝罪・撤回しています」(週刊誌記者)

 

 SNSにも、

 

《この知事はどういう神経しているんだろうね》

 

《もうそろそろ川勝の失言でカルタ作れるだろこれ》

 

《静岡県民の為に もう辞めて頂きたい!恥ずかしいし 全国から静岡県民が 選んだ知事 嫌いな県にもなってる 辞職して下さい!》

 

 などの声が多数ある。

 

「川勝氏は、もとは経済史が専門の学者です。静岡と深い縁はなく、2009年、当時の民主党に擁立され、政権交代の波にうまく乗って、知事選に勝利しました。

 

 その手法は『とにかく敵を作り、戦う姿勢をアピールする』ことです。リニアの工事を『水一滴とも譲らない』とストップさせているのも、その一環。開業の遅れを『神奈川県に一義的な責任がある』などと、他県のせいにして周囲を呆れさせました」(同)

 

 川勝知事に対しては、2021年11月、県議会で不信任案の提出が画策されたが、可決には数人足らず、断念した経緯がある。4月の統一地方選の結果によっては、再び不信任案が出される可能性もあるが、はたして――。

( SmartFLASH )

続きを見る

社会・政治一覧をもっと見る

社会・政治 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事