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立憲・泉代表、与党案を批判→すぐに撤回→同じ案を提出にSNS呆れ「立憲につける薬ない」…低所得世帯の子どもへの支給めぐりドタバタ

社会・政治 投稿日:2023.03.10 15:21FLASH編集部

立憲・泉代表、与党案を批判→すぐに撤回→同じ案を提出にSNS呆れ「立憲につける薬ない」…低所得世帯の子どもへの支給めぐりドタバタ

写真:つのだよしお/アフロ

 

 3月9日、立憲民主党泉健太代表は、与党が検討している低所得世帯の子ども1人あたり5万円の現金給付策を念頭に、「また線引きをし、分断をし、一部の方々への給付かと。二重に三重に残念な思いをしている」と批判した。

 

 国会内で開いた「次の内閣」の閣議冒頭での発言。泉氏は「子ども関係の給付は所得制限はあるべきではないと言ってきた。この主張をもっともっと政府の側に伝えてまいりたい」とも述べた。

 

 

 だが、立憲も同様の給付案を、3月10日に提出予定であることが判明すると、泉氏は「間違いだった」と発言を撤回。報道陣に「事務方からのペーパーを基に話したが、齟齬があった」と釈明した。

 

 泉代表が、与党案を批判後すぐに撤回したことに、SNSでは批判的な声が多くあがった。

 

《事務方の紙を見て会見してるの?しなくていい会見でわざわざエラー》

 

《さすが立憲としかいいようがない。立憲につける薬はない》

 

《国政政党の党首の発言って…こんなに軽いの? 自分たちの提案内容も理解していないなんて…》

 

 立憲は、当初の予定どおり3月10日、低所得世帯の子ども1人につき5万円を支給する法案を国会に提出。4月末までに、約378万人の子どもに支給することを目指す。同様の給付案は、すでに公明党や自民党が検討しており、今後、決定される見込み。

 

 政府は、2021年と2022年に、低所得世帯の子どもに1人5万円を支給しており、今回の案が実現すれば3度めの給付となる。低所得世帯ばかりに現金給付することに、SNSでは批判の声もあがっている。

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、3月10日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《自民党や公明党の提案も、立憲民主党の法案も「困窮する子育て世帯」に限定した給付のようだが、子育て支援なら、所得にかかわらず全ての子育て世帯を対象にすべきだし、貧困対策なら、子どもの有無にかかわらず全ての困窮世帯を支援すべきだ。哲学と理念が揺らいでいる》

 

 泉氏は、記者団から、「代表として(党の)政策認識が甘いのではないか」と問われ、「それはもう真摯に受け止める」と反省しきりだった。代表としても党としても、哲学と理念を固めてほしいものだ。

( SmartFLASH )

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