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学校を年3日休める「ラーケーションの日」愛知県が導入「休み方を練習できる」「普通に休もうよ」賛否渦巻く
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.17 16:23 最終更新日:2023.03.17 16:28
3月16日、愛知県の大村秀章知事は、公立の小中高生らが保護者の休みに合わせて、年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日(校外学習活動の日)」を2023年度から導入すると発表した。全国初の取り組みという。
ラーケーションは英語のラーニング(学習)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語。家族と相談して事前に学校へ申請すれば、欠席扱いにしない。受けられなかった授業の内容は、自習で対応してもらう。2023年度の2学期以降、各校で順次導入する。
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週末や長期休暇以外にも、校外での学習活動などに出かけやすくなり、休日や観光需要の分散につなげる狙いだ。
休み方の改革に取り組む同県のプロジェクトの一環として、保護者には、子供の「ラーケーションの日」に合わせた有給休暇の取得も促す。大村知事は「祝休日にとらわれることなく、アフターコロナのいまこそ休み方改革に取り組むべきだ」としたうえで、「いろんなご意見があり、無理強いはしない」とも述べた。
ラーケーションの日が導入されることには、SNSで賛同する声が多く上がった。
《これいいなぁ。ぜひ普及してほしい。土曜仕事やし、小さい子が3人いててシングルだと、休日混み混みの日に出掛けるハードルも高いし、そうしてほしい》
《「休み方」を学校で練習出来るのは大事なんじゃないかな》
《いまだに欠席日数に捉われている学校や保護者が多いですからね。私も教員としては気にならなかったのに、保護者としては気になってしまう。こういう方向性が示されると安心》
《全国的に導入してくれたらいいなぁ》
賛同する声が多かった一方で、批判的な声もある。
《欠席0日にこだわる人ってそんなにいるの?休みたきゃ休めばいいじゃないか…そんな日の制定は必要ないと思う》
《こういうことも県が決めることなの? それもたった3日? 窮屈だなぁ》
《ラーケーションとか本当に日本人ってマジメだよな 普通に休もうよ》
《週休2日なのに上乗せ? 昭和生まれにゃ「考えられへんぞ」》
やはり、新しく始めることには批判も出るようだ。なかにはこんな声も。
《これは、とてもいいと思う。やればできるじゃん愛知県。あとは、こういうのうまく活用できない大人がやいのやいの言うと思うので、そういうのに負けないでほしい》
全国初の取り組みを始める愛知県。これが将来的に、全国に広がる制度となるだろうか。
( SmartFLASH )