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森友学園「籠池泰典氏」本誌にお風呂で「清めの裸語り」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.07.28 06:00 最終更新日:2017.07.28 06:22

森友学園「籠池泰典氏」本誌にお風呂で「清めの裸語り」

 

「お風呂の時間は短くて、だいたい20分くらい。熱めの湯加減が好きかな。え、裸を撮るの? あんまり外出してないから色が白くなってしまったし、筋肉も落ちたから恥ずかしいなぁ」

 

 こう言いながらも取材に応じたのは「森友学園」の前理事長、籠池泰典氏(64)である。7月27日、大阪地検特捜部に出頭する前に、本誌は独占取材に成功している。

 

 籠池夫妻は、周囲の緊張をよそに、祈りの日々を過ごしていた。7月12日には、京都府亀岡市にある「天恩郷」を訪問。夫婦そろって長時間にわたり手を合わせた。「やっぱり自然に満ちあふれた聖地を訪れると生気がみなぎってくるね」とご満悦。京都・嵐山では「天龍寺」を参拝。泰典氏の妻・諄子さん(60)に、「願掛け」の内容を聞いてみた。

 

「昔の私は自分のことを祈ってたんよ。でも今は違うねん。『多くの人たちの役に立てますように』ってお願いしたの。確かに差押さえとか、保育園への業務停止命令とか、いろんな問題が降りかかってきていて大変な状況やっていうのはわかってる。でも、これは私たちが神様に試されてるからに違いない。これも運命やと思ってるねん。絶対に乗り切れる」と、あくまでも前向きだ。

 

 国会での証人喚問や、大阪府議会による参考人招致では「刑事事件に関わる部分については答弁を控えさせていただきます」と語っていた籠池氏。まず身を清めてと「覚悟の入浴」をしていた本人に聞いた。

 

「小学校を作りたいという思いが強いあまり、確かに法律の趣旨を超えると受け取られるような不行き届きがありました。こうした点については自分の至らなさを反省するとともに、謝りたいと思っています。

 

 ただ、国有地の払い下げの際の大幅値引きの問題については、当時の顧問弁護士にすべてをまかせていたため、私自身も知らないことが数多く残っています。

 

 国民がもっとも知りたいと思っていることを解明せず、『籠池だけが悪い』とトカゲのしっぽ切りのような結果になることだけはないようにお願いしたいですね」

 

 2010年の「主任検事証拠改竄事件」で存亡の危機に立たされた大阪地検特捜部。汚名返上を図るべく、森友学園事件の強制捜査に踏み切った。だが、籠池氏が言うように、国有地の不当払い下げのからくりを徹底捜査しなければ、今度こそ国民から愛想を尽かされるだろう。
(週刊FLASH 2017年8月1日号)

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