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丸川珠代議員が衆院東京7区に鞍替え…ライバル心燃えさかる小池都知事は「心中真っ青」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.05 19:15 最終更新日:2023.04.05 19:15
自民党は、次の衆院選挙で、新しい区割りになる東京7区(渋谷区、港区)に丸川珠代元五輪相(52)を擁立する方向で調整に入り、近く決定するという。
丸川氏といえば、テレビ朝日のアナウンサー時代、故安倍晋三元首相が白羽の矢を立て、2007年の参院選に立候補。初当選して現在3期めになる。2015年に環境相として初入閣したあと、五輪相を2度務めた。
「最近は存在感がなかったのですが、ひょんなことからニュースの表舞台に立ちました」と政治部記者。それは、民主党政権時、「所得制限なしの子供手当支給」をめぐって「愚か者が!」と民主党を罵倒。翻って今年、自民党が同じ政策を打ち出したことから発言が蒸し返されたのだ。
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「丸川氏は「品位を欠く」と指摘され、渋々といった感じですが『反省すべきは反省したい』と陳謝しました。しかし、何が功を奏するかわからない。『あの丸川が謝った』と永田町では驚きながらも『意外に素直な一面』が好意的に受け止められたのです」(前出・政治部記者)
そして衆院選への鞍替え。「先の参院選で下馬評は落選だった生稲晃子氏のために東奔西走。当選させた論功行賞の面もあるのでしょう」と読むのは自民党関係者だ。
再び目立ってきた感がある丸川氏。一方で心中がザワついているのが、来年に任期満了を迎える小池百合子東京都知事だという。
「2人の経歴は似ています。キャスター・アナウンサー出身でどちらも後見人は政界の実力者。丸川さんは安倍さん、小池さんも日本新党を結成した細川護煕さんに始まり小泉純一郎さん、小沢一郎さんなど錚々たる実力者に目をかけられました。そのため、お互いにライバル心は半端ではありません。
記憶に新しいのは東京五輪のときです。丸川さんが五輪相の立場で『新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた医療提供体制が都から示されていない』と苦言を呈しました。
これを聞いた小池さんは怒りを抑えながら『実務的には詰めています。そこは都の役割の部分と組織委員会のほうで決めておりますので、よく聞いていただきたい』とピシャリ。あのピリピリは思い出してもゾッとします」(都庁詰めだった記者)
2021年の都議選では、丸川五輪相が小池知事にライバル心をむき出しにし、自民党候補者の応援で「負けるわけにはいかない!」と絶叫していたと報じられている。
「小池さんは来年の知事選にも出馬すると見られていますが、前回は安倍さんが独自候補を見送ったものの、最後まで丸川さんに出馬を説得していました。
今回も丸川さんの出馬は考えにくいですが、強力な候補者を立ててくるでしょう。小池さんにとって、生稲さんを逆転当選させた丸川さんの底力はそうとう怖いはず。心中、真っ青でしょう」(前出・政治部記者)
丸川氏の注目度が高まると、自身の再選に暗雲が立ち込めると見ているのだろうが……早くも嵐の予感だ。
( SmartFLASH )