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国民・玉木代表が維新との連携に意欲「維新だけはやめて」「協力したら本気で推せる」SNSで賛否渦巻く

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.26 18:21 最終更新日:2023.04.26 18:25

国民・玉木代表が維新との連携に意欲「維新だけはやめて」「協力したら本気で推せる」SNSで賛否渦巻く

(写真・時事通信)

 

 4月25日、国民民主党玉木雄一郎代表は記者会見で、次期衆院選をめぐり、立憲民主党との候補者調整に否定的な考えを示した。

 

「憲法、安全保障、エネルギー政策という、国家の基本に関わる政策で一致しない政党と、選挙協力はしない。いくら選挙の調整をしても票は増えない。政策を置き去りにして、選挙のために候補者を一本化することは野合と見られる」

 

 

 立憲民主党については「党としては(基本政策が)一致していない」と明言。一方、統一地方選で躍進した日本維新の会については「憲法と安全保障、エネルギー政策では、われわれにもっとも近い政党だ」と述べ、連携強化に意欲を示した。

 

 一方、立憲の岡田克也幹事長は同日の記者会見で、玉木氏が維新との連携に意欲を示したことについて、「いちいち他党がいわれたことにコメントするつもりはない」と反発しながらも、「ただ、立憲と国民は考え方がかなり近いと、多くの両党所属議員は思っているはずだ」と、ともに連合を支持母体とする国民との共闘を模索する姿勢を示した。

 

 また、維新との連携については、「考え方が違う。国会の中での共闘はあるが、選挙ではライバル」と断言した。

 

「国民民主の集計によると、国民民主は統一地方選で議席数が1.4倍に。一方、維新は首長や地方議員が計774人になったと発表し、『1.5倍で600人』としていた目標を大きく超えました。

 

 奈良県知事選、衆院和歌山1区を制した維新は、吉村洋文共同代表が『自民党がビビるような野党、これが僕は日本の政治に必要だと思っています。その足がかり、第一歩を踏み出せたのではないか』と自信を示しました。藤田文武幹事長は、次期衆院選について『すべての選挙区を対象に擁立作業を目指す』と強気な姿勢を示しています。

 

 衆参5補選を、自民党が4勝1敗で乗り切ったことで、5月のG7広島サミット後の解散も取りざたされています。自民党と対抗するためにも、連携の枠組みを構築することが野党にとって急務となっています」(政治担当記者)

 

 国民の玉木代表が維新との連携に意欲を示したことに、SNSでは賛否が渦巻いた。

 

《玉木さん維新だけはやめてほしい。経済財政政策が水と油!小さな政府、緊縮財政、新自由主義、国民民主に期待してる事と真逆の政党だ!》

 

《国民民主と維新の規模の差を考えれば、玉木代表の意見が圧殺される可能性がある。国民民主の色が消えるかも》

 

 と、否定的な声が上がる一方で、

 

《維新と国民民主。この組み合わせのほうが自然だよなあ》

 

《国民民主と維新が協力してくれたら本気で推せる!》

 

《維新と国民民主が合わせて支持率20パー代に届くのがベターなのではないかと思い始めた。玉木さんもうちょっと頑張ってください》

 

 と、維新との連携に賛同する声も。

 

 衆院千葉5区補選では、野党候補が乱立したことで、自民新人が漁夫の利を得る形となった。次期衆院選をめぐっては、野党第一党の座にも注目が集まる。野党は自民党に対抗する勢力を結集することができるだろうか。

( SmartFLASH )

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