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“ストーカーでクビ”NHK船岡アナへの厳罰は新会長のアピール「総務が目を輝かせて気味が悪い」視聴者対応「テンプレ」入手

社会・政治 投稿日:2023.04.26 21:30FLASH編集部

“ストーカーでクビ”NHK船岡アナへの厳罰は新会長のアピール「総務が目を輝かせて気味が悪い」視聴者対応「テンプレ」入手

2019年7月の大相撲名古屋場所で優勝力士にインタビューする船岡容疑者(左写真)。3階から軽自動車の屋根部分に落ち、その衝撃でへこみが 写真・JMPA

 

 4月21日、NHKは札幌放送局に所属する船岡久嗣アナウンサーを諭旨免職とした、と発表した。諭旨免職は、自主的な退職を促すもので、実質は“クビ”だ。

 

 その理由は、同僚の20代女性アナウンサーへの“ストーカー”行為だ。2月20日、船岡アナはオートロックを突破し、被害女性宅へ侵入。建物内で女性アナの知人男性と揉み合いになり、建物3階の共用部分から飛び降り、下に駐車していた車に転落したとされる。逮捕された船岡アナは、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けたものの、その後、不起訴処分になっている。

 

 

「船岡アナの“クビ”を発表するにあたり、視聴者からの問い合わせに答えられるように局内で“テンプレ”が配られましたよ。『本人は反省の弁を述べている』とか、『退職金は減額されます』とか、なるべく視聴者の怒りを買わないように配慮している感じでした」(NHK局員)

 

 今回の船岡アナへの処遇は、局内では「厳しすぎる」という声が出ているという。

 

「過去に、甲府でカーセックスをしたと報じられたアナウンサーは、NHK放送文化研究所に所属していますし、タクシー運転手に全治3カ月の暴行を働いたディレクターも、クビにはされていませんからね。これまでの処分に比べ、重すぎるという声が多いです」(同前)

 

 これほど重い処分の背景には、“新会長”が関係しているという声が多い。

 

「2023年1月に、新たに就任した稲葉延雄会長の意向で厳罰化したのではないか、という話です。就任早々の不祥事なので、厳しい対応を取ることで『膿を出している』アピールをしているのだと。実際、うちは基本的に隠蔽体質なので、船岡アナの件も他社に報じられなかったら、内々の注意や異動で済ませていた可能性が高いですよ」(同前)

 

 新会長の命を受けてか、内部調査は徹底的なものだったという。

 

「リスク管理だの、局内調査だのと張り切った総務系の管理職が、目を輝かせて、船岡アナと被害を受けた女性アナの過去を調査していました。気味が悪かったですよ。2人の間に何があったのか、いろいろと判明したそうですが、いっさい表には出さないようです。船岡アナについては、クビにしてそれっきりということはなく、関連団体にこっそりあっせんしている可能性が高そうです」(別の局員)

 

 一見、厳しい処分でも、新会長ののパフォーマンスだとすれば、国民からはますます信用を失いそうだ――。

( SmartFLASH )

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