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大田区中1刺傷事件「カスハラ」報道に寄せられる接客業経験者からの不安「そろそろ名札廃止を」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.05.11 20:40 最終更新日:2023.05.11 20:40

大田区中1刺傷事件「カスハラ」報道に寄せられる接客業経験者からの不安「そろそろ名札廃止を」

中学生が男に刺された現場付近を調べる警察官ら(写真・時事通信)

 

 5月10日朝、東京都大田区の住宅街で、中学1年生の男子生徒が胸付近を包丁で刺される事件が発生。61歳の男性が現行犯逮捕された。

 

 犯人は、中学生父親が勤める家電量販店の客で、父親と面識があった。家電量販店を訪れるたびに父親を指名して、接客させていたという。また、事件前日の夕方には、現場近くで「もう店には行かないからな」という男の大声を聞いた、という情報もある。

 

 

 これらの情報から、「カスハラ(カスタマーハラスメント)」がエスカレートしての犯行だった、との見方が強まっている。

 

「カスハラ」とは、客や取引相手からの悪質なクレームや、不当な要求などのいやがらせ行為の総称だ。

 

 この事件を受けてSNSでは

 

《カスハラで刺されるとか怖すぎる…てかなんで自宅までバレてるの??》

 

 と、恐怖を感じる声が。そんななかで目立ったのが、「名札」に関するものだ。

 

《弊社も名札自由化させてくれないかなーってカスハラ事件のニュース見ながら思う》

 

《カスハラのニュース見て思うけど、店員って名札付けないといけないのかな? 個人情報だよね! 私もお客さんに名前で呼ばれた事あるけど、名前覚えられてるって怖くなった》

 

《こういうの見るとほんと接客業怖くなる。カスハラ受けた時本当に殺されるんじゃないかってくらい怒鳴られ続けたし、名札で苗字だけでもバレてる時点で怖くて仕方なかった》

 

《接客業で働いてると家族まで危ない時代になったの?そろそろフルネームの名札廃止、カスハラ等に対する対策しないとでは?》

 

 カスハラが注目を集めることで、店員の名札を廃止するところも増えつつある。

 

 国土交通省では、バスやタクシーで義務づけられていた、運転手の氏名掲示を廃止することを決定。6月下旬には関係省令が改正され、適用される見通しとなっている。バスやタクシーの運転手は、乗客から悪質なクレームを受けることが多く、SNSで顔や名前などがさらされるケースも少なくない。

 

《店員の名札表記禁止にした方が良いよ むしろ偽名使う事を義務つけるべき》

 

《店員さんの名札制度をやめて好きなお惣菜とかで全然いい》

 

 そんな意見を、真剣に考えるべき時代なのかもしれない。

( SmartFLASH )

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