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岸田首相、パーティ行脚で森にも麻生にもおべっか三昧!狙うはG7後の “自民4派閥” 盤石政権
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.05.24 06:00 最終更新日:2023.05.24 06:00
「最近はさすがに控えてます」
巷で聞かれる “酒豪伝説” について、岸田文雄首相(65)はバラエティ番組でこう答えていたが、最近の動静を見ると “虚偽答弁” の疑いが――。
二階派を皮切りに、自民党の各派閥は久々に大々的な政治資金パーティを開催し、岸田首相も盛大に迎えられながら相次いで出席。そこから、G7・広島サミットに直行する怒涛のパーティ行脚だった。
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「広島サミットでは、来日回避が囁かれていた米国のバイデン大統領の参加だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加という大金星も上げた。
平和色を強く打ち出した国際行事を成功させた実績で、岸田首相に『ノーベル平和賞』受賞の声も上がってきました」(政治部記者)
自派閥のパーティで、岸田首相は過去にサミット議長を務めた同派出身の歴代首相と自身を並べ、「宿命を感じざるを得ない」と語った。その決意どおりの大成功を可能にしたのは、重鎮からの覚えがめでたいゆえに、党内で盤石の体制を築けていたからだろう。
「今回の各派パーティで、岸田首相は二階俊博氏には『目配り、気配り、心配りを体現されている』と、領袖不在の安倍派では『日本最大の政策集団』、小派閥の長である森山裕氏にすら『素晴らしい政治姿勢を私も実践したい』と、おべっかを使い分けていました。
直接参加できなかった麻生派でも『(麻生氏は)オーラを放っておられました』と、ビデオメッセージで褒め殺し。
首相は以前から、安倍派のお目付け役である森喜朗元首相と定期的に会食を重ねていて、 “トップ外交” で同派との関係性を維持し、 “ジジ殺し” は得意技なんですよ。そのおかげで、反旗を翻そうという他派閥の動きはほとんどありません」(同前)
総選挙とともに噂される「党4役の入れ替え」でも、 “屈指の調整役” である岸田首相は本領を発揮するという。
「岸田さんの頭にあるのは、虎視眈々と次期総裁を狙う茂木敏充幹事長にその “準備期間” を与えると同時に、安倍派の萩生田光一氏を幹事長に起用する構想です。
実現すれば、今まで非主流派にいた安倍派を主流派に引き込み、岸田派、麻生派、茂木派との “主要4派体制” を完成できる目論見ですよ」(自民党中堅議員)
安倍派パーティでは、初参加の生稲晃子氏がぎこちない様子で参加者と交流していたが、首相自らお手本を見せていたのかも。