社会・政治社会・政治

やまぬ岸田翔太郎氏「公邸忘年会」への批判 内閣支持率も下落、識者は「ボディブローのように効いてくる」

社会・政治 投稿日:2023.05.29 17:50FLASH編集部

やまぬ岸田翔太郎氏「公邸忘年会」への批判 内閣支持率も下落、識者は「ボディブローのように効いてくる」

岸田文雄首相(左)と長男で政務秘書官を務める翔太郎氏(写真・時事通信)

 

 5月25日発売の『週刊文春』が報じた、岸田文雄首相の長男で政務秘書官の翔太郎氏が、親族を招いて開いた「公邸忘年会」の炎上が収まる気配を見せない。

 

「任命された閣僚の集合写真が撮影される、赤じゅうたんが敷かれた階段で、約10人の親族と写真を撮影。寝転んだり、ピースサインのポーズを取ったりする人もいて『不適切』だと国会で追及されました。首相は25日に『適切さを欠く。誠に遺憾』と語り、松野博一官房長官も会見で、『(首相が翔太郎氏を)厳しく注意した』と説明しました」(政治担当記者)

 

 

 しかし、これで一件落着とはいかないようで、落語家笑福亭鶴瓶は、自身がパーソナリティを務める5月28日放送のラジオ番組『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)で「総理もちょっと考えなイカンですよね、自分の息子のこと。あんなもんヒドイですよ、アレ」「自民党もそうですし、野党ももっと怒らないと。『こんなしつけしてんのか』と。これ、税金で食うとんねんで、コイツ、と。(秘書官を)辞めるべきですよ、そんなの。辞めさすべき」と、声を荒らげて批判した。

 

 さらに「親戚も『やめとこ』って言うのん、誰かおるやろ。もっとホンマに怒らなアカンよ」「あの岸田のおっさんもね、怒らなアカンのちゃんの?」と、岸田首相と親戚にも怒りの矛先を向けると、ネットでも

 

《「泣いて馬謖を斬る」という故事もあるように身内には厳しく接するべきでした》

 

《けじめをつけられない人間が公職にいることは、問題、だよ》

 

《ああいった写真が流出してしまう危機管理能力に 疑問を感じます。首相の秘書官として本当に適任なんでしょうか》

 

 など、厳しい声が相次いだ。

 

 さらに爆笑問題の太田光も5月28日、『サンデージャポン』(TBS系)で「おっちょこちょいの息子であることは間違いない」と指摘。さらに「その辺(写真流出)も甘さがある」とコメント。お笑いコンビ・ブラックマヨネーズ吉田敬も5月27日、自身のTwitterで「また国会の時間を使うのか。それは勘弁してくれや。国会はもっと、少子化対策にはオムツは何才まで無料でできます! じゃあメーカーは? 何才まで? みたいな、具体的な話に使って欲しい」とつぶやいた。

 

 世論もさすがにあきれたようで、日本経済新聞社とテレビ東京が5月26~28日におこなった世論調査では、内閣支持率が前回の4月調査から5ポイント下がり47%に、不支持率は4ポイント上昇の44%になった。

 

 この結果について、日本経済新聞は「岸田文雄首相の長男で首相秘書官の翔太郎氏が首相公邸内で忘年会を開き、親族と写真を撮るなどした行動に与野党から批判が相次いだ。支持率を下げた要因とみられる」と分析している。

 

 翔太郎の去就はどうなるのだろうか。政治アナリストの伊藤惇夫氏に聞いた。

 

「岸田首相は、まだ翔太郎氏を辞めさせる気はないらしいです。ただ、自民党内からもあきれられているだけに、次に何かやらかしたらクビかもしれませんね。首相は『この程度なら支持率急落はない』と考えているフシがありますが、むしろ、こうしたバカバカしいスキャンダルのほうが、ボディブローのように効いてくるのではないでしょうか」

 

 風向きを読み間違えると、とんでもないことになりそうだ。

( SmartFLASH )

続きを見る

社会・政治一覧をもっと見る

社会・政治 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事