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立憲・泉代表「150議席取れなければ辞任」もいまだ「擁立144人」報道「みんな維新に行ってしまう」の嘆き節

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.08 19:25 最終更新日:2023.06.08 19:33

立憲・泉代表「150議席取れなければ辞任」もいまだ「擁立144人」報道「みんな維新に行ってしまう」の嘆き節

泉 健太氏(立憲民主党代表)

 

 6月21日の国会会期末を控え、永田町の緊張感が増している。

 

「20日に、防衛費増加の財源を裏づける財源確保法案が、参院財政金融委員会で採決される見込みです。このタイミングで、野党の内閣不信任決議案提出があるかもしれない、と見られています。

 

 不信任案は、翌21日の衆院本会議で、与党の反対多数で否決されると思われますが、これまでも首相周辺は『内閣不信任決議案が出されれば、衆院解散の大義名分になる』と言っていますので、腹の探り合いが続いています」(政治担当記者)

 

 

 野党各党は、表向きは解散・総選挙を「受けて立つ」というスタンスだが、内心は「もう少し先のほうがいい」というのが本音のようだ。

 

「とくに立憲民主党は、泉健太代表が『150議席を取れなければ代表を辞任する』と明言したこともあり、心境は複雑です。6月8日の日本経済新聞は、立憲について『6日時点で擁立を決めたのは計144人で、150人に届いていない。289ある衆院総選挙区で200人擁立を目標に掲げる』と報じているので、出遅れ感は否めません。国政選挙に初挑戦する女性や若者に活動費100万円を貸しつける制度を新設しましたが、広がりは見せていないようです」(永田町ウォッチャー)

 

 しかもこの先、ますます、候補者選びは難航すると見られている。それは、日本維新の会の勢いだ。

 

「維新は次の衆院選で全選挙区に候補者を立てて、野党第1党を目指しています。現時点で決定しているのは75~80名ほどと思われますが、 5月1日に開講した、衆院選立候補者発掘が目的の「維新政治塾」には550人が参加したので、先の統一地方選から続く注目度は、まだ高いですね。立憲の議員からは『(立候補希望者は)みんな、維新に行っちゃうんだよね』と嘆き節が聞こえています」(同前)

 

 政治アナリストの伊藤惇夫氏の見方はさらにショッキングだ。

 

「自民党の幹部と話をすると、『いまの維新は、かつて民主党が勢いに乗ったときと同じ状況だ』というんです。あのときは、自民党から出られない新人候補者が民主党から立候補しました。いまは『立憲の現職議員が維新に移る』ともささやかれています。

 

 維新も優秀な立候補希望者が増えているようですから、馬場伸幸代表が掲げる『小選挙区のすべてに候補者を立てる』という目標は無理としても、比例票はかなり伸びるでしょう。そうすると、惜敗率で復活当選する候補者は多いと思います」

 

 いずれにせよ、立憲民主党にとっては、剣ヶ峰である。

( SmartFLASH )

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