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【マイナ保険証】今度は厚労相が「推進本部」デジタル相「情報点検本部」設置の矢先に国民困惑「あちこちに『本部』」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.28 17:23 最終更新日:2023.06.28 17:26

【マイナ保険証】今度は厚労相が「推進本部」デジタル相「情報点検本部」設置の矢先に国民困惑「あちこちに『本部』」

加藤勝信厚生労働大臣

 

 6月27日、マイナンバーカード健康保険証が一体化した「マイナ保険証」のトラブルが相次いでいることを受け、厚生労働省加藤勝信厚労相を本部長とした推進本部を設置すると発表した。現行の保険証が廃止される2024年秋に向け、オンライン資格確認の円滑な運用を目指す。

 

 マイナ保険証をめぐっては、別人の情報がひもづけられる誤登録が7300件超、判明。また、全国保険医団体連合会(保団連)の調査で、マイナ保険証が無効などと表示され「無保険扱い」となった患者に対し、「10割負担を請求した」ケースが少なくとも776件あったことも明らかとなっている。

 

 

 加藤氏は同日の記者会見で「国民が安心して利用できる環境をつくるため、省をあげてこの問題に取り組んでいく」と強調した。

 

 政府はすでに6月21日、デジタル庁、総務、厚生労働両省を中心とする省庁横断の「マイナンバー情報総点検本部」を立ち上げ、本部長には河野太郎デジタル相が就任。マイナカード取得者向けサイト「マイナポータル」で閲覧できる全29項目を検証し、データの誤りについて、秋までに洗い出す方針だ。

 

 同日、官邸で開いた初会合で岸田文雄首相は「新型コロナウイルス対応並みの臨戦態勢で、国民の信頼を1日も早く回復するべく、一丸となって全力を尽くしてほしい」とハッパをかけていた。

 

 2024年秋に現行の健康保険証を廃止する方針を変更する気は、さらさらないようだ。

 

 河野デジタル相を本部長とする「情報総点検本部」を立ち上げた矢先に、加藤厚労相を本部長とする「推進本部」を設置する政府の方針に、SNSでは困惑する声が上がった。

 

《また税金の無駄遣いしようとしてる》

 

《総点検本部もあるのに、推進本部もつくるんかい》

 

《いや、ブレーキかけなきゃいけない時に、なんでアクセル踏むかな》

 

《あっちにこっちにマイナンバーカードの「本部」 次はどこに「本部」? 総務省か?》

 

 マイナカードをめぐっては、最大2万円相当のポイントが獲得できる「マイナポイント」事業に、すでに総額2兆500億円もの予算がつぎ込まれている。「新型コロナ対応並みの臨戦態勢」で、さらなる税金をつぎ込まれては、たまったものではない。

( SmartFLASH )

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