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「配慮しすぎて、女性が過ごしにくい」…津田塾大、トランスジェンダー学生受け入れに意見さまざま

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.30 16:20 最終更新日:2023.06.30 16:20

「配慮しすぎて、女性が過ごしにくい」…津田塾大、トランスジェンダー学生受け入れに意見さまざま

津田塾大(写真・時事通信)

 

 津田塾大学(東京都小平市)が、トランスジェンダー学生を受け入れることを公表し、注目を集めている。6月23日、同校の公式サイトで、以下のように発表した。

 

《津田塾大学では、2025年度入試(2025年4月に入学する学生が受験する入試)より多様な女性のあり方を尊重することを基本方針とし、女子大学で学ぶことを希望するトランスジェンダー学生(性自認による女性)にすべての学部、大学院研究科にて受験資格を認めることといたしました》

 

 

 津田塾大は、1900年に日本初の私立女子高等教育機関として創設。「私立女子大の最高峰」として、これまで政財界などに多くの人材を輩出してきた。創設者・津田梅子の肖像は、2024年発行予定の新5000円札に使用されることでも知られる。

 

 LGBT理解増進法が6月16日に成立するなど、性的マイノリティーに対する環境が、国内で大きく変わろうとしている。そうしたなか、津田塾大が示した方針について、SNSではさまざまな意見が寄せられている。

 

《トランスジェンダーに配慮し過ぎて、女性が過ごしにくくなってる世の中》

 

《これからも、“そういう事じゃないんだよなー案件” が増えそうだね》

 

 なかには、現役の学生だという人の声もある。

 

《津田塾大学の学生ですが、この決定は最悪だと思います。私は2年生ですが、まともに質問を受け付けることも無く(質問しても返ってこない)1年生に関しては説明会もないままこんな状態です》

 

 一方で、《大学側のguidelineを読めば真摯な対応が分かる》といった声も。

 

 津田塾大の髙橋裕子学長は、公式サイトで、受け入れについて以下のように説明している。

 

《性に多様性があるということを社会全体でどのように理解を進めていけるのか。多様な女性のあり方を包摂していく過程で、周縁に置かれている様々な女性たちがエンパワーされ、自らの力量を信じて真摯に前進していけるよう支援していく。それが、21世紀の女子大学のミッションであると考えます》

 

「津田塾大の髙橋学長は、ジェンダー論の専門家として知られています。2016年、同大の学長に就任すると、2017年からトランスジェンダー学生の受け入れに向けた委員会をつくって検討を続けてきました。

 

 すでにお茶の水女子大や奈良女子大はトランスジェンダー学生を受け入れており、日本女子大も2024年入学者より受け入れる方針ですから、この流れは止まりそうにありません」(週刊誌記者)

 

 津田梅子なら、どう考えるのか――。

( SmartFLASH )

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