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河野デジタル相「マイナカード改称」発言の余波おさまらず… “天敵” 蓮舫議員もさっそく参戦「大丈夫ですか」と直球批判

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.04 16:36 最終更新日:2023.07.04 16:41

河野デジタル相「マイナカード改称」発言の余波おさまらず… “天敵” 蓮舫議員もさっそく参戦「大丈夫ですか」と直球批判

事業仕分けで握手する蓮舫氏と河野氏(2009年、写真・共同通信)

 

 河野太郎デジタル大臣が、7月2日、NHK『日曜討論』に出演し、「次の更新でマイナンバーカードという名前をやめたほうがいいのではないか」と発言。2026年中にも実施されるマイナカードのデザイン変更のタイミングを想定したとみられるが、その発言の余波がおさまらない。

 

「翌朝から政府は『火消し』に躍起になりました。マイナカードは、他人のデータがひも付けられたり、別人の住民票が出たりと、混乱が拡大中です。

 

 あまりにトラブルが続いたことで、岸田政権の支持率にも大きな影響を与えています。支持率が報道される月曜朝の新聞を『見るのが怖い』と言う議員もいます。政権としては、これ以上、マイナカードのネガティブな話題がニュースになってほしくないのです」(政治担当記者)

 

 

 なんとか「触らぬ神」でやり過ごしたいと思っているにもかかわら、“身内” から騒動の火種に燃料を投下されるのだから始末が悪い。

 

「対応の矢面に立っているのが松野博一官房長官です。3日の記者会見で河野大臣の発言について問われ、『あくまで個人的な見解を述べたもので、政府として名称変更を検討しているものではない』と否定しましたが、不機嫌さはありありでした。

 

 今のところ、岸田首相からの注意はないようですが、永田町では『これで河野大臣の次の入閣はなくなった』という声も聞こえてきます」(同)

 

 ネットニュースのコメント欄にも、

 

《河野氏は、岸田氏が任命したマイナンバーカードの担当大臣である。彼が名称変更を言い出したのである。このことは、政府の見解であると取られて当然である》

 

《河野氏の個人的な見解と言えど、マイナンバーカードの最終責任者である以上この発言は大きいし、こんな見解を持っているということはシステムの問題を軽く見すぎているのは明らかかと…》

 

《要職に就く方の発言は「国(政府)の声」である事をわかっていない》

 

 など、河野大臣にとって分が悪いコメントが目立つ。

 

「7月2日には、立憲民主党の蓮舫参院議員がTwitterで《「混乱している」のはそもそものシステムの在り方や政府の対応、2兆円かけた拙速な普及、自治体への押し付け体制等々です。マイナンバーカードの名称変更しても改善しません。大臣、大丈夫ですか。やるべきことは立ち止まることです。》とつぶやき、この問題に参戦。

 

 蓮舫議員は、河野大臣が6月25日、講演で『マイナンバー制度は民主党政権がつくった制度。おまえが始めたんだろ、と言い返したくもなる』と愚痴をこぼしたときも、Twitterで《はい? 確かにカードを始めたけれど、その後の制度設計や運用は自民党政権》と批判しています。

 

 もはや蓮舫議員は河野議員の “天敵” といってもよさそうです」(同)

 

 7月5日には、河野大臣が出席して衆院の特別委員会の閉会中審査がおこなわれる。野党は政府の対応を徹底追及する構えだ。

( SmartFLASH )

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