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岸田首相「九州被災地訪問検討」に大ブーイング「間違いなく復旧の妨げ」サミットから“途中帰国”した伊首相と比較する声も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.20 16:58 最終更新日:2023.07.20 16:58
7月16日からサウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールの中東3カ国を訪問、首脳会談に臨んでいた岸田文雄首相が、19日午前、政府専用機で羽田空港に到着、帰国した。
「それぞれの首脳会談では、ウクライナ情勢、原油やLNGの安定供給、脱炭素化問題などを話し合い、訪問には日本の企業や団体など40社ほどが同行し、経済協力を進めていくことも協議されました」(政治担当記者)
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この中東3カ国歴訪の前には、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議と欧州連合(EU)定期首脳協議出席のため、7月11日から14日の日程で、リトアニアとベルギーを訪問していた岸田首相。しかし国内に目を向けると、同時期には「線状降水帯」が全国で発生、各地の河川が氾濫、土砂災害が発生するなどして、多くの人命が失われ、家屋が流出していた。
「首相は中東に出発する前、記者団に『私の(中東)出張中も、松野博一官房長官、谷公一防災担当相を中心に緊密に連携し、随時、報告を受ける。政府全体として、対策に万全を尽くしていく』と強調しましたが、SNSなどには国民の批判の声が多く上がっていました」(同前)
帰国直前の18日、カタールで「私自身も、被災地の状況をよく踏まえつつ、現状・要望を直接、聞く機会を設けたい」と記者団に語った岸田首相。19日には、松野博一官房長官が記者会見で「視察先やスケジュールについて、現在、調整している」と述べた。
「毎日新聞」は、首相が被害を受けた九州地方を来週にも訪問する調整に入ったと報じている。
しかし、これにはネット上で大ブーイングが起こっている。
《来週って...。広島サミットの時、イタリアのメローニ首相はイタリアでの洪水被害の対応のため会議を残して早めに帰国しましたよ》
《大名行列しにくるだけでこんな小さい市町村では役場の職員総出になります。間違いなく復旧の妨げになります》
《平日でも地元の方々の掃除や片付けで混んでいます。首相の団体が行っても邪魔になるだけ》
《同時期に発生した韓国の水害については「お見舞いの言葉」を発表したが日本国内の災害には一言もなし》
スピード感を持って、首相が得意とする「聞く力」を発揮してほしい……そう願う国民は多い。
( SmartFLASH )