社会・政治
銃乱射3人殺傷「18歳自衛官候補生」容疑者の父が激怒した誤報騒動【本誌スクープその後】
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.23 06:00 最終更新日:2023.07.23 06:00
芸能、社会、政治……2023年上半期も、日本ではさまざまなニュースが起こった。そこで本誌は、多くの注目を集めた “あのニュース” のいまを取材。当時、本誌が報じたスクープの主人公たちは、どうなった?
6月14日、岐阜市の射撃場で銃を乱射し、隊員3人を殺傷した自衛官候補生・A容疑者は18歳。実名報道の議論を呼び、なかなか名前も顔も見えてこないA容疑者について、取材する報道陣は右往左往した。
本誌は、A容疑者が高校2年時に「装備や戦車、銃に興味があるから自衛官になりたい」「自宅を出たいから、寮生活もいいな」と同級生に話していたこと、そして高校3年になると同級生とともに岐阜県内の駐屯地に見学に行ったことを報じていた。
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「Aと彼の弟、僕で見学に行きました。寮の中を見たり、食堂でカレーを食べたり。Aは非常にテンションが上がっていて、楽しそうに見えました」(高校時代の同級生)
その一方で「マスコミは嘘ばかり書きやがる」と、A容疑者の父が激怒する事態も起きた。発端は、あるネットニュース記事が、A容疑者の母を「東南アジア出身」と書きたてたこと。これはまったくの誤報だった(現在は訂正ずみ)。
「A容疑者は調べに対し、『挑発されたと思った』と話しているようですが、はっきりとした動機はいまだ判明しません」(事件記者)
7月20日に岐阜地検は、A容疑者について、刑事責任能力の有無を調べる約4カ月間の鑑定留置を開始したことを明らかにしている。
事件の真相が明らかになる日は来るのか――。