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岸田首相は「全国に広げて!」と満面の笑み…「こどもまんなか」イベント1350万円に「税金を何だと?」批判殺到

社会・政治 投稿日:2023.07.23 17:00FLASH編集部

岸田首相は「全国に広げて!」と満面の笑み…「こどもまんなか」イベント1350万円に「税金を何だと?」批判殺到

丸山桂里奈の話を聞く岸田首相(写真・時事通信)

 

 7月22日、こども家庭庁は、子ども子育て世帯を応援する国民運動「こどもまんなかアクション」を本格的にスタートさせた。

 

 都内で開催されたイベントで、岸田文雄首相は「子育てに優しい社会の輪が全国に広がっていくことを期待したい」と満面の笑顔で表明。国民運動は、育児のしやすい環境づくりに向けた社会の意識改革を図るのが狙いだという。元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈らが子どもを大切にする社会への思いを語った。

 

 

 毎日新聞によると、このイベントの委託費は1350万円。委託先は電通プロモーションプラス(東京)で、費用にはタレントの出演料や、関連動画の作成費用が含まれる。こども家庭庁は、費用が適正で、委託先の選定の経緯にも問題ないとの認識を示しているという。

 

 立憲民主党小沢一郎衆院議員は7月23日、自身のTwitter(事務所アカウント)にこう書きこんだ。

 

《こんなのがごまんとある。こういうイベントに湯水のようにお金を使い、政府のやってるふりを演出するとともに、業者から献金等として自民党に還流させる。全てやめ、子ども達へ直接お金を回すべき。怒りを覚える。》

 

 同党の蓮舫参院議員も、同日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《また、との思いしかない。時の政権が看板に掲げる政策は予算が過剰に計上されがちです。中でもイベントは。これまでも何度も国会で改善を指摘してきましたが、終わらない。国家予算から見てどんなに少額でも少子化対策予算にしたい。》

 

 7月16日、小倉將信こども政策担当相は、若者が子育て家庭を訪れて育児の経験談を聞く「家族留学」の現場を視察後、こども家庭庁で「家族留学」の経験者や受け入れ家庭の8人と意見交換。

 

 その後、小倉氏は記者団に対し、自治体が体験型の事業をおこなう場合の補助率を、現在の2分の1から3分の2に引き上げる方向で検討すると明らかにした。

 

 その際もSNSで《税金の無駄》との声があがったが、今回のイベント費用が1350万円と報道されると、さらに批判的な声が集まった。

 

《イベント委託費が1350万円 ?? つまらないイベントを行っても子育て等が楽になる訳ではないだろう. こども家庭庁は, 本当に,予算の使い方を判っているのだろうか.この1350万円も血税ですよ》

 

《今日一日だけのイベントにコレだそうです。丸山桂里奈さんがいるのは「国民運動キックオフ」に因んでのことでしょう。国民バカにされてるなあ》

 

《税金を何だと?まじで殺意を抱くほどの愚策や奇行だらけ》

 

《この茶番に1350万...もうこども家庭庁解体で5兆円減税しよや》

 

「こどもまんなかアクション」は、今後各地でシンポジウムを開いたり、優れた取り組みを表彰したりしていくという。この国民運動は本当に社会の意識改革に役立つのだろうか。

( SmartFLASH )

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