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ビッグモーター社長退任も「何も変わらない」「院政じゃね」の声…新社長は「社歴31年」で “イズム” 継承

社会・政治 投稿日:2023.07.25 20:05FLASH編集部

ビッグモーター社長退任も「何も変わらない」「院政じゃね」の声…新社長は「社歴31年」で “イズム” 継承

 

不正請求問題は板金塗装部門単独で、他の経営陣は知らなかった」

 

「特別調査委員会の報告書を受けて、本当に耳を疑った。こんなことまでやるんかと、愕然とした」

 

 7月25日におこなわれた中古車販売大手「ビッグモーター」の記者会見で、同社の兼重宏行社長は、経営陣の不正への関与を否定した。

 

 

「兼重社長は会見の冒頭から『このたび、損害保険会社様に対する保険金請求に際して、当社板金部門が、不正な請求をおこなっていたことが明らかになりました』と発言。

 

 その後も『組織的ということはない。個々の工場長が指示してやったんじゃないか』などと、不正請求は板金部門がおこなったことで、経営陣は関与していないと、繰り返しました」(週刊誌記者)

 

 これに対し、SNSでは、

 

《マジか?板金部単独の犯行。それを全く知らず報告を受けて驚いてると。そんな事あるのか?トップが?》

 

《ビッグモーターの社長の記者会見。板金部門が勝手にやったって?んなワケないべ!もし仮にそうでも自分の責任だっていうのが社長だべ!》

 

 と、疑問の声が吹き荒れている。

 

 会見では、兼重社長が7月26日付けで辞任、新社長には和泉伸二・専務取締役が就任することが発表された。その和泉氏は、

 

「これまで弊社創業者の兼重宏行のリーダーシップと卓越したビジネスモデルにより、いまや業界を代表する企業になった。その半面、あまりにも強すぎるリーダーシップに頼り切っていた面も否めません」

 

 と述べ、目に涙を浮かべて言葉に詰まる場面もあった。

 

「新社長の『卓越したビジネスモデル』という発言には驚きました。そのビジネスモデルの行きついた先が、この不正だというのに。

 

 新社長は1992年入社で、2006年に専務取締役に就任しています。社歴は31年ですから、兼重社長の経営方針が骨の髄まで染みているといっていいでしょう。そんな人が社長になっても何も変わらない、と批判があるのもうなずけます。

 

 同社は非上場で、2015年の段階で、株式の約78%は、兼重宏行氏が所有しています。会見では『今後、経営に影響力を与える行動は取るつもりはありません』と発言していますが、その言葉を額面どおりに受け取る人は少ないでしょう」(週刊誌記者)

 

 SNSでは、

 

《新社長、創業者持ち上げてる時点で、すでに傀儡。院政取られるだけじゃね?株式非公開企業だし》

 

《こんな記者会見で幕引きなど出来る訳がない。後任社長も旧取締役じゃないか。オーナー企業で表向き兼重が消えても実質は変わらない》

 

 と、厳しい声があふれている。

( SmartFLASH )

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