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「保険金不正請求」ビッグモーターの新疑惑“枯れ木問題”検証! 大都市15店舗で街路樹が“変死”していた
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.30 06:00 最終更新日:2023.08.01 10:50
保険金の水増し請求が問題となった中古車販売大手ビッグモーター。今度は、全国の店舗前で、公道の街路樹が枯れたり、伐採されたりしていることがわかった。
土壌から除草剤が見つかった店舗のある群馬県は被害届を提出し、東京都や埼玉県なども調査を実施。7月28日に、斉藤鉄夫国土交通相が、除草剤の使用が確認されれば被害届を提出し、実行者がわかれば損害賠償を請求する可能性にふれた。当初、同社は過去の除草剤使用を認めながら組織的関与は否定したが、その影響で枯れた可能性が高いとしてHP上で謝罪した。
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木々が青々と茂るこの時季、本誌は東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪の店舗を訪れた。すると、計15店で街路樹が枯れたりしていた。
その理由を各店に問うと、一様に「本部に聞いてください」と返答。本部にも問い合わせたが無回答だった。
故意に街路樹を枯らせたら、どんな責任を問われるのか。若狭勝弁護士が解説する。
「器物損壊罪になります。ただ、3年で時効です。一方、国や自治体は民事で損害賠償請求ができます。少なくとも、原状回復の費用は請求すべきでしょう」
保険金不正請求問題で引責辞任した前社長の兼重宏行氏(71)の後、新社長に就いたのは専務取締役の和泉伸二氏(54)。突然、難題を課された和泉氏とはどんな人物か。
出身は前社長と同じ山口県。高校まで光市で過ごした和泉氏だが、現地のバイク愛好家が、“驚きの黒歴史”を明かしてくれた。
「かつて暴走族のリーダーだった知人が、和泉さんとつるんで走っていたそうです。当時の和泉さんは、いまではとても話せないほど悪かったと(笑)。ただ、驚いたのは暴走族をやめた後だと言っていました。『ビッグモーターに入った後に会うと、まるで別人。あいつは、ビッグモーターで真人間になった』と」
やんちゃ時代を経て社長にまで上り詰めた和泉氏。次は、会社そのものを“更生”できるか。