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【写真多数】4年ぶり開催の隅田川花火大会「大量のゴミ」「パトカーに奇声」カオスな現場を実況中継

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.30 15:50 最終更新日:2023.07.30 15:50

【写真多数】4年ぶり開催の隅田川花火大会「大量のゴミ」「パトカーに奇声」カオスな現場を実況中継

大会後には、ゴミがあふれかえっていた

 

 7月29日、4年ぶりとなる「東京の夏の風物詩」隅田川花火大会が開催され、夜空に花火がよみがえった。大会実行委員会によると、過去最多の103万人あまりが駆けつけたという。

 

 数日前からネットでは、大会近辺に訪れる人々の混雑を予想、危惧する声も上がっていた。大混雑必至のこの大会、当日は、16時で店を閉めるなどの措置を取る近隣の外食店も目立っていた。4年ぶりの“お祭り”に訪れた人々の興奮と混乱の様子を、現地で取材した。

 

 

 14時ごろに台東区立隅田公園を訪れると、すでに一面がレジャーシートで覆われている状態に。そして16時ごろには、警官と“場所取り組”が何やら揉め始める。現場の警察官に聞いた。

 

「本来、レジャーシートなどで座れないところにも、場所取りが進出しているんです。なので、そこをどいてもらおうと声をかけていました。ただ、こちらとしてはとくにアナウンスを出していないこともあり、強制はできなくて……。朝早くから陣取っている人もいるし、当然、抵抗もあります。花火が上がるときは、『歩いて』見てもらいたいんです」

 

 結局、公園の一部から“場所取り組”は撤退した。ただ、実行委員や警備にあたる人員でも、歩道と座り込める区域の判別がついていない人もいたという。

 

 そんななか、19時に幕を開けた花火大会だが、混乱は続いた。東京メトロ浅草駅に続く通りは、人が鮨詰め状態に。「DJポリス」が「前に進んでください!」「ここでの立ち止まっての撮影はお控えください!」と声を張り上げている。往来の激しい馬道交差点では、交差点の中央にDJポリスが陣取り、4つの横断歩道を警官がロープを手に、人ごみが氾濫しないよう規制していた。ここでは一時、担架で女性が救急車に運びこまれる様子もあった。

 

 そして、花火大会は終了。人が会場付近から去りつつあった21時すぎ、会場近くにある浅草寺を訪れると、ゴミの山ができていた。浅草寺で花火を見た人などが、自宅に持ち帰らずその場に放置したものと思われる。ゴミの山は、浅草駅に続く商店街の途中や、台東区立隅田公園でも見られた。

 

 そんな浅草寺で“事件”が起きたのは、22時前のことだ。パトカーが境内に乗り込み、誰かを連行していく。

 

「裸になって騒いだ人がいたみたいです。ただ、その場にいた若者は、みんな祭りの後でハイになっていて、何やら一緒に楽しんでいたみたいでしたよ」(目撃者)

 

 連行された人物を乗せたパトカーが境内から出発しようとした時とき、「フォーーーー!」と歓声が。すでにパトカーの周囲は、何ごとかと駆け寄った人だかりに囲まれており、それをきっかけに、観衆からの雄叫びが各地で飛びかった。

 

「一心不乱にジャンプする人や、スマホを向ける人などで、現場はまさにカオスでしたよ。パトカーが来たときにはとくに、国宝や重要文化財が置かれた観光名所とは思えない、やかましい雰囲気でした。たしかに境内には昼から屋台が並び、お祭りムードが強かったですからね。座り込んでお酒を飲んでいた人も多かったです」(同前)

 

 日本の夏の風物詩である花火大会だが、7月23日の「足立の花火」でも、終了後に散乱したゴミがやはり問題となった。「音もなし 松の梢の 遠花火」と詠んだのは正岡子規だが、近場で花火を見た人には、サイレンや騒音が、さぞうるさかったことだろう。

( SmartFLASH )

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