社会・政治
「悪ノリ忘年会」で辞職の岸田翔太郎氏、地元で「一からやり直したい」発言に「マイナスからだ」総批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.01 15:45 最終更新日:2023.08.01 15:58
7月31日、岸田文雄首相の資金管理団体は、広島市内のホテルで政治資金パーティを開催した。岸田首相は欠席し、長男の翔太郎氏が出席したというが、報じられた発言内容に、SNSでは怒りの声が殺到している。
翔太郎氏は、政務担当秘書官を6月に辞職したことについて言及。「ご迷惑をかけた。一からやり直していきたい」と反省の弁を口にした。「多くの方から叱咤激励をもらった。しっかり受け止める」とも語ったという。
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「翔太郎氏は、2022年末に首相公邸で忘年会を開き、いとこらと“悪ノリ撮影”に興じていたことが『文春オンライン』に報じられ、秘書官を辞職しました。2022年12月にも、翔太郎氏が民放記者に情報を漏らしている疑惑が報じられていただけに、世間からの風当たりは相当なものでした。当初は首相も『本人に厳しく注意した』と語るにとどめ、更迭や処分を否定していましたが、最終的には実質『クビ』の形で、辞職を申し出たといいます」(政治担当記者)
そうした経緯があるだけに、翔太郎氏の「一からやり直したい」発言に集まったSNSの声をみると、国民の怒りはまったく収まっていないようだ。
《「一から」と思っているところにおめでたさがありますね。「-(マイナス)」だぜ?あなたの場合。》
《もうええよ 検討と増税と身内しかやらん政治に世襲要らん》
《岸田長男、一からやり直したいと発言した場所が岸田首相の政治資金パーティーの席。それ一からやり直すどころか7000くらいのロケットスタートやで。》
周囲の人間は、翔太郎氏についてどう考えているのか。7月に本誌が取材したところ、岸田文雄広島後援会会長の伊藤学人氏は、こう語っている。
「彼は、冗談の言えない首相よりもあいさつがうまいし、おもしろくしゃべることができます。跡を継げるように、広島で交友関係を増やすなど、がんばってほしいですね」
父の“苦境”は今後も続きそうだ。支持率が低下していることに加え、年末までに少子化対策のための財源について、結論を出す必要がある。伊藤氏も「増税議論から逃げないでほしい」と語っていた。
「福祉政策が行き届いた社会にするとなると、やっぱり消費税の増税は、避けては通れないだろうと思います。翔太郎君にも、この間、言いましたよ。『避けて通れない話を避けていると、前みたいにまた、検討使といわれるぞ』とね。岸田首相には増税をうたい、正々堂々と勝負してほしいという思いはあります」
今回の政治資金パーティは、翔太郎氏に自身の地盤を継がせたいという、岸田首相の親心も織り込まれているのだろう。出鼻をくじかれた形となった翔太郎氏だが、ここからの「やり直し」は困難を極めそうだ。
( SmartFLASH )