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万博PR船が座礁して世界一周断念「天がやめろと言ってる」「万博も座礁状態」SNSで高まる中止論

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.02 18:46 最終更新日:2023.08.02 18:49

万博PR船が座礁して世界一周断念「天がやめろと言ってる」「万博も座礁状態」SNSで高まる中止論

「ポリマ号」のスペシャルサポーター就任を発表(2022年、写真・時事通信)

 

 2025年大阪・関西万博のPRをする自然動力船「ポリマ号」が、インド・ムンバイ沖で座礁し、航行不能になっていることがわかった。8月1日、産経新聞が報じた。

 

 ポリマ号は、太陽光や風力、水素エネルギーで動く船で、全長約37メートル。2022年3月、日本国際博覧会協会(万博協会)が万博を盛り上げるため、「スペシャルサポーター」として任命。世界各地を回りながら万博を宣伝し、2025年の万博開催中に大阪に帰港する予定だった。

 

 

 だが、2022年8月、次の目的地であるモルディブに向かう途中、インドのムンバイ沖で嵐に巻き込まれて座礁。ポリマ号は、費用などの問題で、現在まで修理できない状況が続いている。

 

 ポケモンとともに万博協会公式の盛り上げ役として期待されていたポリマ号だが、運航するNPO法人は計画していた世界一周を取りやめるという。

 

 ジャーナリストの江川紹子氏は、8月1日、自身の「X」(Twitter)にこう書きこんだ。

 

《なんとも象徴的な…。どうやら1年前に座礁して、費用などの問題で修理ができない状況が続いているらしい》

 

 大阪万博をめぐって出てくるのは、開催を不安視させる報道ばかりだ。

 

「入場券が7500円と高額に設定されたうえ、56の参加国・地域が自前で建てる『タイプA』と呼ばれるパビリオンで申請手続きに入ったのは韓国のみ。

 

 万博協会は、開幕に間に合いそうにない国・地域には、工期が短い『プレハブ工法』で、箱のような建物を代わりに建てて引き渡す『建て売り方式』を検討しているとも報じられました」(政治担当記者)

 

 7月末の読売新聞の世論調査では、大阪・関西万博に「関心がない」は65%にも上っている。

 

「一方で、会場建設費は当初見込んだ1250億円から、約1.5倍の1850億円に引き上げられたうえ、さらなる増額が見込まれています。会場建設費は、国、大阪府と市、経済界が3分の1ずつ負担となっており、さらなる公費負担は避けられそうもありません」(同)

 

 万博PR船が座礁し、世界一周を断念したことに、SNSでは万博開催を危惧する意見が多く上がっている。

 

《それにしても、やることなすこと全て失敗する2025年の万博企画。天からのお告げやろうね、「万博を中止せよ」と》

 

《なんかもう、天がやめろと言ってるような……》

 

《貧すれば鈍するというのは、こういうことなんだろうな。もう、中止したら》

 

《船のみならず、万博そのものも実質的には座礁状態なのだから、一刻も早く中止して、垂れ流される税金支出をストップすべきだろう》

 

 2025年4月の開幕まで残り1年7カ月。ここから、「7500円を払っても満足」する万博を作り上げることは可能なのだろうか。

( SmartFLASH )

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