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自転車も「青切符導入を検討」報道 賛成の声あがる一方「道交法学ぶ機会を」「子どもにどう対応?」環境整備求める声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.03 17:17 最終更新日:2023.08.03 17:20

自転車も「青切符導入を検討」報道 賛成の声あがる一方「道交法学ぶ機会を」「子どもにどう対応?」環境整備求める声

 

《これは絶対やるべき。信号無視、逆走、スマホ運転、なんでもアリだもん》

 

自転車の交通違反の罰則、本当にずっと待っていました》

 

《早急にやってもらいたい。自転車は車やバイクと違って、違反に対する取り締まりがないに等しい状況だからやりたい放題》

 

 8月3日、警察庁が自転車運転中の違反者に、反則金の支払いを求める「青切符」の導入を視野に有識者検討会を設置した、というニュースが各紙で報じられた。ネット上では、冒頭のように、多くの「賛成」の声が書き込まれた。

 

 

「近年、デリバリーフードや観光などで自転車が使用されることもあり、自転車と歩行者の接触事故は年間3000件ほど発生しており、増加傾向です。

 

 現在の道路交通法では、自転車の悪質違反はすべて刑事上の責任を問われる『赤切符』の対象です。年間およそ2万5000件の摘発がありますが、赤切符は現場警察官の事務手続きが多く、違反者も取り調べなどで負担が大きくなる問題がありました。また、実際に起訴されることはほとんどありませんでした。

 

 そのため警察庁は、車やバイク、電動キックボードと同じ行政罰として『交通反則通告制度』、つまり反則金を納めれば終わる『青切符』を検討することにしました。逆走や信号無視、歩行者妨害などが対象として想定されています」(交通ジャーナリスト)

 

 賛成の声があがる一方、サイクリストと思われる人は《道路交通法の内容は知っていますが、そのとおりに走ると車が自転車を追い越せずに大渋滞になり、クラクションを鳴らされるか、イライラした車が自転車をかするように爆走していく状況になる道路が日本中に多くあります》と、環境整備を求める声を寄せている。

 

「さらに、小学生をはじめとした子どもの利用者には、どう対応していくのか、という問題もあります。今後は免許を持たない方や小中高生を対象に、道路交通法などを学ぶ機会の提供が求められます。

 

 また、お子さんを後ろに乗せた『電動ママチャリ』も問題にされていますので、啓蒙が必要です。検討会は8月末からスタートして、年内に提言を取りまとめる予定です」(週刊誌記者)

 

 ほかにも《本人確認はどうするつもりだろう》など、さまざまな指摘があがっている。今後は国民のコンセンサスを得ることが大事だ。

( SmartFLASH )

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