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維新・馬場代表、自公過半数割れなら「連立も」…SNSでは「やっぱり第2自民党」批判集まる

社会・政治 投稿日:2023.08.07 20:00FLASH編集部

維新・馬場代表、自公過半数割れなら「連立も」…SNSでは「やっぱり第2自民党」批判集まる

 

 8月6日、日本維新の会馬場伸幸代表は、ラジオ番組『PEOPLE【ザ・ニュースペーパー】日曜日の朝刊・世界を笑え』(JFN)に出演。

 

 与党の自民・公明両党と連立政権を組む可能性について問われ、「選挙を経て、2つの政党では政権を維持できない状況になった場合、そこはまたいろいろ交渉のやりかたとか、考える余地が出てくると思う」と述べ、衆院選で自公が過半数割れした場合、連立政権に参加する可能性を示唆した。

 

 

 馬場氏はまた、「まだ我々は小さな組織。過去のいろいろな政党を見たら、連立を組んだ瞬間に飲み込まれて、『はい終わり』と。社会党なんかそう」と指摘。1994年、「自社さ」連立政権で、村山富市社会党委員長を首相とする村山内閣が誕生したものの、その後、社会党の党勢が衰えたことに触れた。

 

 そのうえで、連立政権で首相となる可能性について、「自分が総理になることが目的ではない。それがモロに出てくるといやらしい政治家になる」と否定。「いまは完全に自公で圧倒的多数を持っている。ここですり寄っても『邪魔なやつだな』という感じになる」とも述べた。

 

「馬場氏は、2022年8月の党代表選で勝利した後の9月、日本記者クラブで記者会見した際も、『基本は、単独での政権政党を目指す』としたものの、『政治の世界は “一寸先は闇” だ。可能性はゼロではない』と連立入りに含みを持たせる発言をしています。

 

 一方で、同党の藤田文武幹事長は、5月22日、ネットの『ニコニコ生放送』の番組で連立政権入りを否定。次期衆院選で自公が過半数を割った場合でも、『安易に自民党に取り込まれたら一瞬で維新の存在意義はなくなる。連立は100%ない』と述べています。維新前代表の松井一郎氏も、連立入りの可能性は否定してきました。 

 

 公明党との対決姿勢を強めた維新が、連立入りの可能性を否定しなければ、自民党と連立を組むのが公明から維新に変わるだけという印象を持たれかねません」(政治担当記者)

 

 実際、馬場氏が今回、連立政権入りに含みを持たせる発言をしたことに、SNSでは批判的な声が多くあがった。

 

《「野党第一党を目指す」って言われていませんでしたか? やっぱり第2自民党の、維新の馬場代表…》

 

《うーん 最近の馬場発言は疑問を感じること多々》

 

《つまり維新が議席を伸ばせば伸ばすほど、自公連立に高く売りつけて与党入りする可能性が高まると。正直で大変よろしいが、今言うか?》

 

《どれだけ自民党に貢献できるのか、アピール合戦になるしかないと思います したたかな自民党ですから貢献度に応じた席はあるでしょうけど、最後は吸収消滅するだけ》

 

 馬場氏は7月23日、ネット番組『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)に出演した際も、自民と維新の関係について「第1自民党と第2自民党でいい」と発言し、批判を浴びていた。仮に連立入りして「改革政党」の役割を果たせるのか、今後、真価が問われそうだ。

( SmartFLASH )

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