社会・政治
林真理子「逆ギレ会見」の回答率は16.2%…説明は副学長に丸投げで「やっぱり “お飾り”」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.09 20:45 最終更新日:2023.08.09 20:45
日大アメリカンフットボール部員が乾燥大麻と覚醒剤成分を含む錠剤を所持していた容疑で逮捕された事件。8月8日、林真理子理事長らが会見をおこない、謝罪した。
会見に出席したのは、林理事長、酒井健夫学長、競技スポーツ担当の澤田康広副学長の3名。林理事長は、2022年7月に就任したばかりの新参者だが、当初は「膿を出し切る」などと発言し、「悪質タックル問題」や、前任の田中元理事長の背任事件で失墜した日大のイメージ回復に意欲を見せていたが……。
「林理事長は、冒頭、事件を受けての大学コメントを読み上げる際、原稿をまじまじと見つめての棒読み姿をみせました。しかし、その表情は明らかに不機嫌そうで、原稿を読む声も “ぶっきらぼう” な印象でした。
【関連記事:アメフト 内田監督「どす黒い男」が日大No.2になるまで】
会見では、『理事のなかに旧体制の勢力が残っていて、私がお飾りの理事長であるという報道がなされている。そのような評価を、残念に思っている』と憤りを交えて否定。そのうえで、『今まで適切なときに適切な情報を上げてもらっている』と、情報が遮断されているわけではないと強調しました」(週刊誌記者)
しかし、会見を見て、逆に林理事長が “お飾り” だと感じた人も少なくないようだ。実際、SNSには《結局のところ林真理子理事長は単なるお飾りである事が証明された》《ただのお飾りの印象》といったコメントが寄せられている。
そこで、本誌は、2時間15分に及んだ会見で、質疑数と林理事長の応答数を調査した。すると、林理事長の置かれた立場が如実になった――。
まず、会見の全質問数は167。煮えきらない大学の対応に記者が問い詰めるシーンも何度か見られたが、肝心な部分に答えたのはほとんどが澤田副学長で、のべ133件(同じ質問に何人かが重複して回答しているものも含む)。
一方、林理事長が回答したのはわずか27回で、割合にしてわずか約16.2%だった。
「会見では、理事長あての質問を、副学長が遮って回答するシーンも多々ありました。さらに、林理事長が答えても『経緯については澤田副学長から』と “丸投げ” することも。結果的に、林理事長の口から肝心の内容が語られる場面はかなり少なく感じました」(週刊誌記者)
林理事長自身、会見で「スポーツは遠慮すべき分野だった」と語っているが、これでは “お飾り” と言われても致し方ないだろう。大学としては、事態をていねいに説明し、イメージを回復したかったはずだが、結果として、目論見どおりにはいかなかったようだ。
( SmartFLASH )