8月12日、自民党の森まさこ参院議員が、自身のX(旧Twitter)で、ブライダル業界への補助金事業である「ブライダル補助金」の順調な進捗状況を報告。
それについて、タレントのフィフィは8月14日、自身のXでこうツッコんだ。
《少子化対策を考えた結果が、ブライダル補助金らしい。ウエディング業界に税金がジャブジャブ流れていくね~これも利権かな。そもそも結婚費用すら補助金に頼るカップルがいたらそれはそれで心配になるわ。本当に日本の政治家ってズレてるよね。意地でも減税はしないのに税金の無駄遣いばかり思い付く。》
【関連記事:自民・森まさこ議員「ブライダル補助金」報告に批判殺到「少子化対策になってない」「単なるブライダル利権」】
「エッフェル塔ポーズ」で、自民党の松川るい参院議員が炎上したかと思えば、今度は「ブライダル補助金」で、同党の森まさこ参院議員が炎上。国民との「ズレ」を露呈する、強烈な自民党議員が続出することに、SNSでは皮肉る声が上がっている。
《エッフェル松川に続き、「ブライダルまさこ」が爆誕ww》
《エッフェル姉さん!に、ブライダルまさこ! 人材には事欠きませんなw》
《新たなキャラクター登場!・ブライダルまさこ 既存キャラクター・デリバリー木原・シャネル秋本・エッフェル松川 ここ1か月の自民党劣化自虐キャラ登場の勢いはすごい!》
《少子化対策に取り組んできた森まさこ議員が出した成果が「ブライダル産業への補助金」だってw ブライダルまさこ、エッフェル松川、おフランス今井、レインボー稲田、ドリル優子…逸材揃いですね》
洋上風力発電をめぐり、賄賂を受け取った疑いで東京地検特捜部から事務所などの捜索を受け、自民党を離党した秋本真利衆院議員に関しては、『週刊文春』が「シャネルを身につけ競走馬10頭購入、キャバクラ嬢を秘書にスカウト」と報じたことから、「シャネル秋本」。
木原誠二官房副長官は、人妻専門デリヘルから、風俗嬢を自宅に呼び寄せ、違法な本番行為に及んでいたと、『週刊文春』が報じていることから、「デリバリー木原」。
9月の内閣改造で入閣も取りざたされる小渕優子衆院議員に関しては、2014年、政治資金規正法違反事件をめぐり、東京地検特捜部が後援会事務所に家宅捜索に入った際、会計書類などを保存したパソコンのハードディスクに、ドリルで破壊された痕跡が見つかったことから、「ドリル優子」。
SNSでは、そんなアダ名が飛び交っている。なぜ、国民との感覚がズレた自民党議員が続出するのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、自民党議員の劣化を嘆く。
「ブライダル補助金がなぜ少子化対策につながるのか、まったく理解ができません。いま国民とのズレを露呈し、炎上しているのは、自民党のなかでも中堅議員。この層がやりたい放題の状態になってしまっているのです。
ひとつは、派閥の教育機能が弱まっていること。また、野党が弱いことから、緊張感がなくなっている。衆院議員でいえば、小選挙区制度のため、政権さえ安定していれば楽に当選できてしまいますから。
秋本議員は、バブル時代の金満政治家を彷彿とさせる振る舞いです。秋本議員や松川議員のように、『政治家になったんだから、少しはいい思いをしてもいいだろう』と考え、国民からズレていく層と、森議員のように、本気で取り組んでいるけど、それが国民からものすごくズレていることに気づかない、という層がいるように思います。
ネットが発達してきたから炎上が続く、という問題でもありません。少し考えれば、国民がどう反応するか、わかるはずです。それでも『自分は大丈夫』と考えているとすれば、政治家の想像力の欠如を嘆くほかありません。
とくに政治家は、想像力を働かせて、先見性をもって先を見通し、国民をリードしていかなくてはいけない存在。それが目の前のものに反応したり、すぐに喜ばれるものにしか飛びつかなくなっている。炎上し続けるのも当然といえるでしょう」
自民党が2012年に政権復帰してから、はや11年。緊張感を持たせなければ、国民とのズレは離れていくばかりだ。
( SmartFLASH )