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西村経産相、処理水放出前にマグロ食べて「最高です!」…SNSにあふれる失笑「まさに茶番」「タダ飯食いに行っただけ」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.24 15:20 最終更新日:2023.08.24 15:34

西村経産相、処理水放出前にマグロ食べて「最高です!」…SNSにあふれる失笑「まさに茶番」「タダ飯食いに行っただけ」

 

 8月23日、西村康稔経済産業相は、都内で開催されている魚や水産加工品の国際見本市の開会式に出席。福島第1原発の処理水放出を踏まえ、漁業関係者らに「明日にも処理水の海洋放出を始めるが、毎日、水産物のデータをすべて公表していく。ぜひ安心して三陸常磐モノの取り扱いを増やしてほしい」と訴えた。

 

 午前10時ごろから始まった国際見本市には、国内外のおよそ600の水産業者が集まった。西村氏は、ブースを周りながら福島産のサンマを使った干物や東北の魚介類で作った海鮮丼などを試食。FNNの報道によると、西村氏は三陸産マグロを試食後、感想を問われ、「最高ですよ、これはもう本当に。きょう、お昼も夜もいらないですね」と語ったという。

 

 

 試食後、西村氏は記者団に対し、「安全性は確保するので販路と消費の拡大に全力をあげて取り組みたい。地元の産品を誇りに思う気持ちに応えたい」と述べた。

 

 立憲民主党小西洋之参院議員は、同日、自身のX(旧Twitter)にこう書きこんだ。

 

《処理水の放出の後のパフォーマンスでなければ意味がないのだと思うが。馬鹿にしているのだろうか。。経産省には放出の際には西村大臣が福島沖の遊漁船に乗って釣り上げた魚を食べるくらいのことをして当然と何度も意見している。風評阻止の本気と誠意を見極めたい。》

 

 福島第一原発の放出をめぐっては、安全性をアピールする政治家のパフォーマンス不足を嘆く声も多い。

 

 ニュースキャスターの辛坊治郎氏は、7月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』で、「私が原発担当相なら、処理水を全世界のメディアの前で飲む」と語り、政治家のパフォーマンス不足に苦言を呈した。

 

 経済産業大臣、経済再生担当大臣を歴任した自民党甘利明前幹事長は、8月6日、『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。番組で「風評被害を抑えるために政治家がみずから処理水を飲んで安全性を証明すればいい」という提言を取り上げると、甘利氏は、こう答えた。

 

「処理水を希釈するんですね。問題ないように薄めるんです。世界で一番問題なく薄めていくわけですね。薄めるときに海水を使って薄めますから、これはちょっと飲めないですよね。

 

 ですから、真水で薄めてですよ、それから細菌とかの除去はしてませんから、それを除去して。そういうものをクリーンにしたら飲めますから」

 

 だが、これまで、処理水をメディアの前で飲み、安全性をアピールした政治家はいない。

 

 西村氏が、三陸産マグロを試食し、「最高です」と語ったことに、SNSでは失笑に似た声があがっている。

 

《…放出前に食べたって意味ないでしょ。処理水を直飲みしろ!!》

 

《どうせ茶番にしてもせめて放出した後じゃないと。。これ考えた人誰?何やってんの。。呆》

 

《本当に理解求める気あるのかよ。どうせやるなら明日以降やれよ。それでなきゃ意味がないだろ。デモンストレーションやるならやるで、真剣にやれよ》

 

《放出前に食ってなんのパフォーマンスやねん バカなの? タダ飯食いに行っただけやんけ》

 

 はたして、「処理水」を飲んで、安全性をアピールする政治家は出てくるのだろうか。

( SmartFLASH )

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