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自民・茂木幹事長「補正予算編成」表明で電気・ガス・ガソリン補助金延長もSNSで「補助金より減税」求める大合唱「配るなら取るな」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.27 16:30 最終更新日:2023.08.27 16:30
8月26日、自民党の茂木敏充幹事長は、自民党本部で講演し、物価高騰を受け、「本格的な経済対策を秋にはまとめ、補正予算を実行したい」と述べた。補正予算の編成について、政府・与党幹部が言及したのは初めて。
政府が負担軽減策として実施している電気・ガス料金の補助が9月末に期限を迎える。茂木氏は「電気・ガス代は、夏を過ぎると電気の消費量が減るので、いったん秋は少し収まるが、また冬になったら上がるのは間違いない」と指摘。「電気代、ガス代の対策、投資や賃上げを進めるための中小企業に対する支援策など、本格的な経済対策を秋にはまとめたい」と述べた。
また、「ガソリン価格を当面、まず抑える」と述べ、経済対策に先立ち、ガソリン代の抑制策を打ち出す方針を強調した。岸田文雄首相は8月22日、ガソリン価格抑制のための補助金について、9月末までとしている期限の延長に向けて、与党内で検討するよう指示していた。
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兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏は8月27日、自身のX(旧Twitter)にこう書きこんだ。
《『本格的な経済対策をまとめて補正予算を実行していきたい』と自民党の茂木幹事長。そうであれば「物価高の抑制策」にとどまらず、「国民負担の軽減策」や「所得が増える対策」もお願いしたい。今の日本の国民は「生かさぬように殺さぬように」の状態におかれ続けている・・・》
8月25日には、立憲民主党が、ガソリンなど燃料価格の高騰をめぐり、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の発動などを経済産業省に要請した。
トリガー条項は、ガソリン価格の平均が3カ月連続で1リットルあたり160円を超えた場合、価格に上乗せしている税金(約25円)の課税をやめる制度だが、現在、凍結されたまま。同党の長妻昭政調会長は「条項を解除したほうが(金額が安くなり)国民にわかりやすい」と記者団に述べた。
同党の泉健太代表も8月26日、自身のXにこう書きこんだ。
《分かりにくい元売り補助より、トリガー分の25.1円が直接下がる方が明確です。》
茂木幹事長は、補正予算編成を表明したものの、SNSでは、電力・ガス会社や石油元売りへの補助金による価格抑制策ではなく、減税を求める大合唱が起こっている。
《一番やるべき経済対策は減税なのに、上から目線のバラマキばっかり、、、》
《補助金じゃなくて減税しろ 補助金は中抜きされる 配るなら取るな 減税じゃないと意味がない》
《補助金じゃなく減税しろや。補助金なんて企業にばら撒いてるだけじゃん。結局値上げはされてて、それで軒並み電力会社はめっちゃ利益出してるとかおかしいだろ?》
SNSで《増税メガネ》なる不名誉な「あだ名」がつけられた岸田文雄首相。減税に踏み切れば、このあだ名も払拭することができるはずだが……。
( SmartFLASH )