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ゴマキ弟が千葉県八街市議に!…20人いる当選者に「自民党議員ゼロ」の不可解
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.28 17:00 最終更新日:2023.11.15 19:14
8月27日に投開票された千葉県八街(やちまた)市議会選挙で、無所属で立候補した元『モーニング娘。』後藤真希(37)の弟で、タレントの後藤祐樹氏(37)が初当選した。
同市議選には24人が出馬し、20人が当選。候補者のなかで2番めに若い後藤氏は、上位2位となる1415票を獲得した。
「後藤さんは、妻の千鶴さんと2019年に同市に移り住みました。YouTubeチャンネルも開設するなど、早い段階から市議選に立候補することを目指し、『後藤祐樹にしかできない変革』『ガラス張りの市政』を訴え、幅広い層の支持を得ました。
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姉の真希さんの応援はなかったですが、出馬の際はマスコミなどでも取り上げられましたから、援護射撃になったと思います」(地元市政関係者)
後藤氏は、2000年に『EE JUMP』のメンバー・ユウキとして芸能界デビュー。2002年、未成年飲酒で芸能界を引退した。
「2007年には強盗傷害容疑で逮捕され、懲役5年6月の実刑判決を受けました。今回の選挙戦は『いいところも悪いところもすべてさらして、リアルに市民の方に届けていきたい』と表明して戦い抜きました」(芸能ライター)
その結果、見事に当選したのだが……実は、同市の「令和5年8月27日執行 八街市議会議員一般選挙開票結果」を見ると、当選者の氏名の前に記されている「党派名」の欄に自民党の名称がない。
あるのは「公明党」「日本共産党」「無所属」のみ。八街市には自民党議員がいないのだろうか。取材すると、今の自民党が置かれた “窮状” が見えてきた。
「無所属となっていますが、本当の意味での無所属は後藤裕樹さんを入れて3人だけです。他の無所属議員はほぼ自民党なので、言ってみれば『隠れ自民党議員』です。推薦をもらっている候補者もいます。自民党を名乗ると無党派層の有権者が投票してくれないからではないでしょうか」と当選した市議は言う。
前出の地元市政関係者は、「千葉県は自民党が強いなんて過去の話です。4月の統一地方選で衆議院千葉5区の補欠選挙があり、自民党候補の英利アルフィヤさんがかろうじて勝ちましたが、それだって野党の候補者が乱立した漁夫の利です。しかも朝方まで結果がわからない大接戦でした。
同じ統一地方選の千葉県議会選挙では、自民党は最大勢力こそ維持しましたが、前回より議席を減らして過半数を割り込みました。自民党の地盤沈下は著しい。世論調査の政党支持率が低いことを見てもわかりますよ」と語る。
これでは、岸田首相も解散総選挙に踏み切れそうにない。
( SmartFLASH )