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処理水問題に「ダンマリ?」あり方見直される日本学術会議に批判の嵐「いまこそ行動する場面」「存在意義あるのか」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.30 14:18 最終更新日:2023.08.30 14:20
8月29日、政府は「日本学術会議」のあり方について検討する懇談会の初会合を開いた。12人の有識者に加え、学術会議の梶田隆章会長も出席した。
学術会議は日本の科学者を代表する組織で、210人の会員は特別国家公務員の地位を担う。2020年、当時の菅義偉(よしひで)首相が法律・歴史学者ら6人の任命を拒否したことで、一躍その存在が脚光を浴びた。
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「学術会議は内閣府の一機関で、会員の任命権は首相にあります。とはいえそれは長年、形式的なもので、菅首相が初めて任命拒否をしたのです。拒否した理由は、6人の学者が安保反対の賛同者だったり、政府に批判的な立場であったりすることだと推測されていますが、これで学術会議という存在が一気にクローズアップされることになりました。
国の機関とは言いながら、これまで国民生活に及ぼした影響はあるのか、ただの学者の名誉職ではないか、税金を使ってまで存続させる理由はあるのかなど、さまざまな議論が巻き起こりました。
政府は、会員選考に第三者を関与させる委員会の設置を検討しましたが、学術会議からの猛反発でこの案を見送り、有識者懇談会で検討することにしたわけです」(週刊誌記者)
そしていま、学術会議の「あり方」について、SNSでは批判が巻き起こっている。
《ALPS処理水の放出に関して、科学的根拠に基づき発信すらしない日本学術会議は不要だ。こんな団体に国費を投入するなどバカバカしい。早期に民間法人化するべきだ》
《福島処理水放出について科学的根拠に基づき発言すべきなのに賛成も反対も言わない学術会議に存在意義なんてあるんだろうか?》
《学術会議さんはダンマリですか?アピールするチャンスなのに全然役立たず…》
《『処理水は問題ない!とするのは、政治思想的に好ましくない』と思っているのでしょうか》
《今この瞬間こそこういう組織が風評被害軽減に向けて行動する場面なんじゃないですかね・・・さっさと解体しろ公金チューチュー組織》
など、福島第1原発の処理水海洋放出をめぐり、中国から激しいバッシングを受けているいまこそ、学術会議が科学的見地に基づいて情報発信をすべきではないか――という声だ。
元原発事故収束担当大臣の細野豪志衆院議員は8月29日、自身のX(旧Twitter)に
《ここで日本学術会議が処理水について科学的見解を出せば国民が見る目も変わると思うが…》
と投稿。学術会議の「あり方」に疑問を呈している。SNSには
《菅前首相の功績の一つは学術会議なる代物を世間に知らしめ、有害無益な存在であることを認知させたことだね》
と、「有害」とまで言い切る意見も――。
( SmartFLASH )