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築地市場跡地「新スタジアム」建設案、巨人が本拠地移転?…「サッカー兼用に」「銀座の風景ぶち壊し」「スシバトルのメイン会場に」議論百出

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.08 15:30 最終更新日:2023.09.08 15:33

築地市場跡地「新スタジアム」建設案、巨人が本拠地移転?…「サッカー兼用に」「銀座の風景ぶち壊し」「スシバトルのメイン会場に」議論百出

広大な築地市場跡地(写真:代表撮影/AP/アフロ)

 

 すったもんだの移転騒ぎからもうすぐ5年――築地市場跡地(東京・中央区)再開発の大枠がようやく見えてきた。

 

 9月7日、日本経済新聞が、三井不動産を主体とする特別目的会社(SPC)による再開発事業案の概要を報じている。記事によれば、SPCには読売新聞なども参加。総事業費は8000億円から9000億円で、多目的スタジアムのほか、ホテルやオフィス、住居棟などの建設が含まれるとしている。

 

 

「築地市場跡地は都有地で、東京都はこの土地を70年間貸し付ける計画で、その公募期限が8月31日でした。小池百合子都知事は9月1日の会見で、複数の事業者から提案があったことを明らかにしていますが、三井不動産や鹿島、大成建設などゼネコン数社が出資するSPCが『本命』と見ていいでしょう」(週刊誌記者)

 

 再開発の地区は約20ヘクタールで、東京ドーム4個ぶんの広さ。銀座にも隣接する超一等地とあって、「都内最後の大規模再開発」ともいわれる。なかでも注目度が高いのが、スタジアムだ。

 

「SPCの主体が三井不動産、そして読売新聞が参加することで、新しいスタジアムは巨人の本拠地になる可能性が高い。東京ドームは1988年の開業からすでに35年が経過。老朽化が目立ち、いずれ建て替えか移転が必要です。

 

 そんななか、2021年には、東京ドームを所有する株式会社東京ドームが三井不動産の子会社となり、読売新聞も同社の株式を取得しています。これらの状況を考えると、ジャイアンツが築地の新スタジアムに本拠地を移すというのは、既定路線のようにも思えます」(同前)

 

 SNSでは、

 

《築地球場ほんとにできてくれないかなぁ。天然芝スタジアムで、構想としては松井に監督やってもらいたいかららしいし。楽しみにしておこ》

 

 と、新スタジアムを楽しみにする声が多数あるほか、サッカーファンからは

 

《芝床入れ替え式で、野球とサッカーとライブができるようになったりするとええな》

 

《サッカー専用スタジアムを作ればいいのに。Jリーグができて30年以上経つのに、都心にスタジアムがひとつもないのは都市計画が間違いすぎてる》

 

 との意見も。ほかにも

 

《築地スタジアム、最強スシバトルのメイン会場じゃん》

 

 と空想する人まで登場。だが、その一方で、

 

《次々と古き良き風景をぶち壊す三井不動産。築地にスタジアム作ったら銀座の風景ぶち壊し。銀座は特別な街。野球帰りの人達でぶち壊しにする気か》

 

《築地スタジアム、できるとしたら交通アクセスは大丈夫なのか 大江戸線築地市場+日比谷線築地じゃ心もとない気も…5~6万人規模ならなおさら》

 

 と危惧する声もある。

 

 いずれにしても、小池都知事の「築地を守る」「食のテーマパーク」などの珍発言で迷走した “超一等地” の将来が見えてきたのは、いいことなのかもしれない。

( SmartFLASH )

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