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岸田首相、13日に「内閣改造」報道も…「肩書をつけてあげるキャンペーン」国民は飽き飽き

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.08 20:31 最終更新日:2023.09.08 20:40

岸田首相、13日に「内閣改造」報道も…「肩書をつけてあげるキャンペーン」国民は飽き飽き

写真:つのだよしお/アフロ

 

 岸田首相が、9月13日にも内閣改造、自民党役員人事をおこなう見込みだ。

 

「7日夜、岸田首相は訪問先のインドネシア・ジャカルタで、記者団に『(内閣改造・党役員人事は)適材適所の考えに基づいて、日程も考慮に入れながら人事の中身を考えていきたい』と述べました。

 

 麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は続投。松野博一官房長官と萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業大臣も要職で起用すると見られます」(政治担当記者)

 

 

 今回の人事で最大の焦点と言われているのが、茂木幹事長の処遇だ。かねて総理総裁の野望を隠そうとせず、麻生副総裁も7月9日の北國新聞で『間違いなく仕事をしていて評価も高い』と推していた。

 

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「もともと岸田首相は長期政権を視野に入れています。しかし、党内基盤が弱いので、第2派閥の麻生派、第3派閥の茂木派に協力を仰ぐ『3派連合』で政権運営をしてきました。そのため、茂木幹事長を外すという選択肢はありませんでした」と語る。

 

 ある自民党秘書は岸田首相を「政敵がいないという幸運」と評するが、茂木氏こそ、唯一の “心配のタネ” ともいえる存在だ。

 

「茂木幹事長は、9月5日の記者会見で2024年秋の党総裁選への対応を問われ、『いまは幹事長だ。幹事長として、内外の課題が山積するなか、政権をしっかり支えていく。これが私の仕事だ』と述べましたが、この発言は、幹事長続投に意欲を示したものとみられます。茂木氏を幹事長から外せば、党総裁選に出馬しかねない。無風での総裁再選を目指す岸田首相の悩みどころです」(同)

 

 岸田首相としては、幹事長として続投させることで、総裁選への「立候補封じ」をしておきたいという目論見もあるだろう。

 

「おそらく茂木氏も受け入れ、次の次の選挙がおこなわれる2027年に立候補して、岸田首相からの『禅譲』という形にするはずです。年齢も71歳ですから、高齢批判は出ないでしょう」(前出・自民党秘書)

 

 だが、多くの国民は、支持率が30%前後で、政策への期待もいっこうに高まらない岸田首相がすんなり続投していいのか、と感じているはずだ。

 

 実際、ネットニュースのコメント欄にも、

 

《岸田が総理を辞め解散する以外、特に望む事はないのだけどヤタラと、アレコレ総理の立場を延命したがる》

 

《もう国民から見て不信感しかないので、改造より解散をして欲しい》

 

《派閥の大小で決める改造人事で 国民の窮状を救えますか?》

 

《仕事の能力ではなくて、墓に入る前に、みんなに「元〇〇大臣」と言う肩書をつけてあげるキャンペーンだよね》

 

 など、目先のことしか考えない岸田首相に「飽き飽き」「興味なし」といった声が多い。

 

 伊藤氏は、「首相には2つのタイプがあって、首相になったら『これをやる』という明確なビジョンがある『なったら総理』と、とにかく首相になることが目的化する『なりたい総理』です。岸田首相がどちらのタイプかわかりませんが」と苦笑する。

 

 そして、サプライズ人事があるのか聞くと「若手や女性の起用がいろいろと言われていますが、今の自民党にサプライズになるような人材はいません」と厳しい。

 

 相変わらずの「大臣ポストの持ち回り」では、ますます国民から愛想を尽かされる。

( SmartFLASH )

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