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「売春目的でしょ?」日本人女性のハワイ入国拒否は「当然」…増加し続ける“出稼ぎ風俗”「一日2000ドルは稼げる」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.12 18:43 最終更新日:2023.09.12 18:50

「売春目的でしょ?」日本人女性のハワイ入国拒否は「当然」…増加し続ける“出稼ぎ風俗”「一日2000ドルは稼げる」

ドバイへの “出稼ぎ” を誘われたというB子さん

 

“最強”のパスポートを持ち、世界各地で歓迎された“リッチな日本人”というイメージは、遠い昔の話になってしまったようだ――。

 

 9月12日に放送された『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)の内容が話題を呼んでいる。同番組では、大阪市に住むインフルエンサーの女性を取材。女性は3泊5日で、ハワイ旅行を楽しむ予定だったものの、ハワイの入国審査で問題にぶち当たった。

 

「一人で旅行に訪れたその女性は、入国目的を『観光です』と答えたものの、指紋、唾液、写真を撮られたあげく、売春目的だと疑われ、結局入国できなかったそうです。かわいそうな話ですが、『インフルエンサーという曖昧な仕事を疑われるのは仕方がない』という声もネット上であがっています」(芸能記者)

 

 

 特に米国では、年々入国審査が厳しくなっている。今回のケースでいえば「入国拒否は当然です」と語るのは、風俗業界関係者だ。

 

「実際に、数えきれないほどの日本人女性が米国で風俗の出稼ぎをしていますからね。数日から数カ月の間、海外の風俗店に在籍し、あらかじめ定められた出勤日数や勤務時間をクリアすると、お客ごとに得られる取り分とは別に、“保証”と呼ばれるまとまったお金を得られるというシステムです。このビジネスは、現地マフィアの資金源となっています」(風俗業界関係者)

 

 こうした“出稼ぎ風俗”を問題視した米当局が、厳しく取り締まるようになったのだ。

 

「米国の中でも、ハワイは家族向けの観光地です。これまで、若い女性が入国審査で風俗嬢だと疑われることはあまりなかったのですが、今回拒否されたということは、ハワイにも“裏風俗”が生まれたということでしょう。

 

 特に、民泊を利用していたり、渡航目的や入国後のスケジュールをはっきり言えない若い日本人女性は『売春目的でしょ?』と疑われるのは当たり前の状態です。入国拒否も当然ですね」(同前)

 

 実際、本誌は2022年7月に“風俗目的”で入国しようとした女性を取材している。

 

「あんな怖い思いをしたのは初めてです。もう二度と米国には行きたくありません。もっとも、行きたくても行けませんが……」

 

 と語るのは、都内に住むエステティシャンのA子さんだ。褐色の肌に彫りの深い美しい顔立ちは、スペイン系フィリピン人の母と日本人の父から受け継いだものだ。A子さんは、コロナ禍の影響で、これまで勤めていたエステ店が休業、やむなく風俗店で働きだした。

 

「ある日、風俗店を紹介してくれたスカウトから『いい稼ぎ場所があるよ』と誘われたんです。それが、米国への出稼ぎ風俗でした」(A子さん)

 

 A子さんが誘われた場所は、ニューヨークのすぐ隣、東海岸に位置するニュージャジー州のアトランティックシティだったという。アトランティックシティといえば、ラスベガスに次ぐ規模のカジノ都市だが、そこにある娼館が“職場”になる予定だった。

 

「とある一軒家にママがいて、ほかにも数人の日本人が働いているということでした。料金は60分で300ドル(約4万円)程度。チップもあるから、毎日2000ドルは稼げるという説明でした」(A子さん)

 

 だが、A子さんの“出稼ぎ”は水際で止められてしまった。

 

「強制送還されてしまったんです。入国審査で私の順番になった途端に、審査ブースが閉鎖になりました。職員にオフィスに行けと言われ、そのまま別室に連れていかれ、ほかの人たちと一緒に審査を待ちました。

 

 職員の中には、FBIという文字が書かれたジャンパーを着ている人が数人いました。オフィスにいたのは20人くらいで、日本人は私だけ。入国管理局の職員から、米国に滞在する理由を何度も尋ねられ、『観光です』と言ってもまったく聞き入れてくれませんでした。

 

 実際、到着した当日だけは本当にホテルに宿泊する予定でしたし、そのホテル名も告げました。でも、翌日以降はどうするつもりなのかと聞かれ、友人の家に泊まると言うと、『それは嘘だ。あなたは売春目的で米国に来た』とハッキリ言われました」(同前)

 

 何枚かの書類にサインさせられ、そのまま国外退去を宣告されたA子さんは、その日に日本に向かう飛行機のチケットが取れなかったため、留置施設に送られることになった。

 

 女性の保安職員の前で丸裸にされたA子さんは、事の重大さに初めて気がついたという。

 

「売春は不法行為なので、もう今後は米国に行くことはできません。米国では、すべての入国者のデータが管理されているそうですから……。米国には、トランジットでも入国できないのでつらいです」(同前)

 

 米国のみならず、“オイルマネー”を狙って出稼ぎに行く日本人女性も多い。

 

 パパ活歴5年、今はマッチングイベントのオーガナイザーや、交際クラブへの登録者の斡旋もしているというB子さんは2022年、ドバイへの出稼ぎを紹介されたという。

 

「その方のお話では7日間程度、ドバイで特定の個人とお付き合いするというものでした。現地居住の40代の日本人男性がお相手で、7日間の拘束で60万円でした。男性の友人など複数人と“遊ぶ”と、さらにボーナスがもらえるということでした。

 

 もちろん、旅費やホテル代金はお相手の男性負担です。条件に不満はなかったのですが、面接場所が都内のサウジアラビア系企業のオフィス。何かあったときに、国の力でもみ消されるのではないかと怖くなって、私はお断わりしました」

 

 これまでも、世界中に国境をまたいで“出稼ぎ”する女性は多数いた。だが、最近になって日本人女性が急増しているという。

 

「純粋に、日本が貧しくなったということでしょう。国内ではパパ活などの影響で、個人でおこなう売春の価格が暴落していますし、風俗業界も客の奪い合いが激しいですからね。割のいい海外に行って稼ぐ、という選択肢が出てくるのも当然です。さらに、日本人女性は、サービスがよく海外で歓迎されます。そもそも先進国の中で、これほど大規模な風俗がある日本が異常だという考え方もできます」(前出・風俗業界関係者)

 

 気軽に一人旅もできないとは……。

( SmartFLASH )

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