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“増税メガネ” 岸田首相、今度は「核なき世界」のために30億円…せっかくの国連アピールも「会場ガラガラ」のトホホ

社会・政治 投稿日:2023.09.21 18:37FLASH編集部

“増税メガネ” 岸田首相、今度は「核なき世界」のために30億円…せっかくの国連アピールも「会場ガラガラ」のトホホ

国連で演説する岸田首相(写真:ロイター/アフロ)

 

 9月20日(日本時間)、アメリカ・ニューヨーク訪問中の岸田文雄首相が、国連総会で一般討論演説をおこなった。

 

ロシアによるウクライナ侵攻について、『安保理の常任理事国・ロシアが国際法、法の支配を蹂躙している。力または威圧による一方的な現状変更は世界のどこであれ、認めらない』とロシアを名指しで批判。『協調のための国連を実現しよう』と訴えました」(政治担当記者)。

 

 

 しかし、テレビカメラが、演説する岸田首相から会場全体を映したときに衝撃が走った。会場は空席だらけだったのだ。

 

「映像を見る限り、会場はガラガラで、聴衆は1割もいない惨状でした。岸田首相は2022年9月にも国連総会で一般討論演説していますが、このときもガラガラだったと報じられています。

 

 このときも『ロシアのウクライナ侵略は国連憲章の理念や原則を踏みにじる行為だ』などと語っており、1年経ってまったく同じことを語った印象です」(前出・政治担当記者)

 

 空席の前で力強く演説した岸田総理は、核兵器を保有する国と保有しない国との橋渡しを担う考えを強調、海外のシンクタンクに核軍縮の専門部署を設置するため、30億円を拠出することも表明した。

 

「岸田首相は唯一の被爆国である日本の広島県出身ですから、核兵器廃絶への思いは強いものがあります」(自民党関係者)

 

 だが、物価高、実質賃金の目減り、高止まりするガソリン価格などで生活が疲弊している国民からは「またバラマキかよ」と怨嗟の声があがっている。

 

 ニュースサイトのコメント欄にも

 

《本人は、何かをやったつもりで満足だろうが、国民からすればこんな得体の知れないものに、何の説明もなく金を出すだけの岸田には怒りを覚える》

 

《今後5年間で防衛強化費に43兆円が必要、いろいろかき集めても1兆円が足りないので、国民の皆さん、増税をよろしく。これが現世代の責任でもあると確か言っていたよね。お金がないはずなのに、一方で海外には気前良くポンポンとお金を出す》

 

《増税メガネ、話を聞いてもらうがためのバラマキ30億円。成果無し。日本国民のための税金をなんだと思っている。無駄遣いもいい加減にしろ。そこまでして目立ちたいのなら私費でやってくれ》

 

《またしても海外に現金拠出かい。結局岸田総理は自国民には興味ないんだ 日本の国民がどれだけ苦しんでいるのか全く興味ない!日本人をどの様に考えているのか?理解に苦しむ人だよ!》

 

 と不満が爆発していた。

 

 確かに岸田首相になってから海外への資金援助が多くなっている。おもだった拠出だけでも、インドに約5兆円、途上国のインフラ投資に約9兆円、アフリカに約4兆円、フィリピンのインフラ整備に6000億円、インド太平洋地域に約10兆円など枚挙にいとまがない。

 

「ロシアのウクライナ侵攻による食糧難やコロナ禍があり、途上国へのODAは世界的に増加傾向です。そこにきて、もともと日本のODA規模はGNI(国民総所得)の0.2%程度と少ないので、どうしても他国から負担増を求められやすいですね」(前出・政治担当記者)

 

 岸田首相は9月25日の週に「物価高対策」「賃上げ」などを柱にした経済対策を本格化させるという。外国だけでなく、少しは日本も助けてほしいものだ。

( SmartFLASH )

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