《熊本の二郎系ラーメン、メニューに『女子供ラーメン』ってのがあって店長が自信満々に「量多いけんね。おんなこどもは逃げる道用意しとかなきゃ」って伝えてきたのここ一年で一番九州に帰ってきたなって感じだった 普通に考えてメニューに女子供ってつけるか?》
9月20日、そんなポストがX(旧Twitter)に投稿され、「女性や子供に対する差別では?」と大きな議論を呼んでいる。投稿者は、メニューの写真も貼り付けており、メニューのなかに「女子供用ミニラーメン 800円 ※女子供のみ注文可 150g」と表記されているのが確認できる。
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この投稿を暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏がXで取り上げると、1731万回ものインプレッションを記録。コメント欄には、
《少食の女性や子供さんがせっかくのラーメンを残されるよりは良いけれど、ネーミングがあまり宜しくないのかしら… 色々な人がいるように、捉え方も色々と出てくるので、普通に少食女性用、お子様用の方が無難かと思います》
《日本語って面白いよね。この表記が女子供ラーメンじゃなくてレディースラーメンやキッズラーメンだったら、問題になってないかもしれない。でも、意味同じ》
《九州は男尊女卑が強いから“女”が当たり前なのかな? どーもその女の言い方が気になる関東勢です》
など、さまざまの声が寄せられた。
タレントのフィフィもこの投稿を取り上げ、
《「熊本で二郎系ラーメン屋に行ったら、メニューに『女子供ラーメン』ってのがあった。さすが九州…」量が少ないラーメンを“女子供ラーメン”と表示するのは女性差別?と話題だそうで…行政ではなく、民間企業のサービスですから気に入らなきゃ行かなければいいだけ。だいたい「さすが九州…」って何よ?》
と、男尊女卑のイメージで語られがちな「九州」を皮肉る書き方に疑問を呈すと、
《自分の中では、「女子供」で括られた場合は守られるべき存在、守らねばならない存在というイメージだけどな これを差別的だと感じたなら、それはその人の中での「女子供」は見下すものだと言ってるようなものじゃないか》
など、こちらにも疑問が寄せられている。
なお「コトバンク」であらためて「女子供」の意味を調べてみると、「女と子供。しばしばとるにたりない、足手まといになるという意を含めて用いられた」とある。これを字義どおりに受け取るなら差別ともいえそうだが、前出のようにそう受け取る人たちばかりではないのも事実のようだ。
ちなみに、滝沢氏がXで投げかけた《ラーメン屋が麺の量が通常より少ない「女子供ラーメン」というメニューを設置するのは…》という二択のアンケートでは、「女性差別にあたると思う」20.2%、「女性差別にあたらないと思う」79.8%(2023年9月23日15時現在)で、8割近くの人が気にしていないという結果となった。みなさんは、どう思われるだろうか。
( SmartFLASH )