社会・政治
細田博之氏「衆院議長は辞めても選挙には出る」体調考慮され会見打ち切りに「議員も辞職、引退して」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.13 17:22 最終更新日:2023.10.13 20:09
「この体調で、本当に議員を続けていけるのだろうか」
10月13日の細田博之衆院議長(79)の記者会見を見て、そう思った国民は多いのではないだろうか。
体調不良を理由に、あらためて衆院議長を辞任する意向を表明した細田議長。報じられているとおり、次の衆院選には出馬する意向を示したが、顔色は悪く、声もかすれて、聞き取りにくい部分が多かった。
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「7月に、脳梗塞の初期症状が出たということです。さらに、2年ほど前におこなった前立腺肥大の手術で使った、血栓の溶融薬の影響があり『膀胱に血がたまり、おしっこが出なくなる』とも言っていました。
そのことから『天皇陛下をお迎えする国会開会式や、予算審議の本会議など、議長としての公務が予定されるなか、予期せぬ事態で議事対応が困難になるなど、公務に支障を来す可能性がある』と、議長辞任を決意したそうです。記者との質疑応答に戸惑うことはなかったので、そのあたりは心配ないようですが」(政治担当記者)
会見では「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」との関係についても質問が出た。
「細田議長は、2019年10月に名古屋市内で開かれた旧統一教会関連の会議に出席し、そのとき『会議の内容を安倍(晋三)総理(当時)にさっそくご報告したい』とあいさつしたことが、問題になっていました。それについては『安倍総理に伝えると言ったが、伝えていない。ちょっとリップサービスで申し上げただけで、報告もしていない』と答えました。
また、『週刊文春』が報じた女性記者へのセクハラ行為疑惑については『記者でも自民党職員でも、被害者からの訴えが一件もない。誰ひとり、セクハラだという方はいない。裁判でしっかり対応をしていきたい』と、完全否定しました」(同前)
会見は当初、30分の予定だったが延長。しかし、50分が過ぎたころに、細田議長の体調を心配した職員から打ち切られ、記者からは打ち切りに反対する声もあがった。
ネットニュースのコメントにも《議員活動は続ける以前の問題で、健康面での不安というより生命の不安まで隠しようのない所まで来てるとさえ私には見えた》《高齢だし議長だけでなく議員も辞職して引退して若手にバトンを渡して育成に努めるべき》《病気に悩まされているのなら、なるべく治療に専念した方が良いと思う》など、議員を続けることに対する意見や心配の声があった。
記者会見を途中で打ち切るような健康状態で、議員が務まるのか、甚だ疑問だ……。
( SmartFLASH )