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「100周遅れの価値観」名古屋・河村市長「住民票は奥さんが区役所に行けば取れる」発言に批判殺到…「二枚舌」との指摘も

社会・政治 投稿日:2023.10.17 15:30FLASH編集部

「100周遅れの価値観」名古屋・河村市長「住民票は奥さんが区役所に行けば取れる」発言に批判殺到…「二枚舌」との指摘も

写真:つのだよしお/アフロ

 

 10月16日、政令指定都市で唯一、マイナンバーカードを使ったコンビニでの公的な証明書交付サービスを実施していない名古屋市の対応について、河村たかし市長は定例会見で、「(平日に)奥さんが区役所に行けば取れますから」と発言した。

 

 河村氏はマイナンバーカード制度に反対の立場。2022年10月には、健康保険証とマイナンバーカードを一体化する政策へ反対を表明し、中止を求めてデジタル庁などに申し入れた。個人情報保護の観点から、コンビ二での証明書交付サービスにも反対している。

 

 

 だが、住民票の写しなどをコンビニで受け取れないことに対し、2022年度は約9000件の苦情が市に寄せられたという。

 

 記者からシングルマザーや共働き世帯も多いと指摘されると、河村市長は「取り消しますわ、ほんなら。誤解を生みますから」と発言した。

 

 「愛知県は、11月27日の『あいち県民の日』までの1週間のうち、平日1日を、県内各市町村や小・中学校が独自に休校日に指定できる制度『県民の日学校ホリデー』を創設しました。

 

 名古屋市の教育委員会が、11月24日を休校日と決定したものの、河村市長は『名古屋市は県の植民地ですか』『働く1人親を苦しませるな』などと制度からの離脱を主張。

 

 一時、参加を取りやめた市教委は、結局、予定どおり24日を休みとしたものの、一部市議からは、河村市長に対して、『政治権力の介入ではないか』と批判する声があがりました」(政治担当記者)

 

「県民の日学校ホリデー」には「働く1人親を苦しませるな」と反対したのはどこへやら。コンビニでの証明書交付サービスを実施しない理由として、河村市長が「奥さんが区役所に行けば取れる」と、まるで二枚舌のような発言をしたことに、SNSでは批判が多くあがった。

 

《あまりにも次元の低い内容で頭がくらくらする…。何でも取り消せば許されるとでも思ってるのも腹立たしい》

 

《市長がこんな100周遅れの価値観だと知って絶望している “奥さんが平日に区役所“って、共働き世帯や単身世帯とかのこととか全く眼中にないんだろうな》

 

《仮にも大都市の名古屋がこれとは、日本のジェンダーギャップ指数の低さも頷けるわ。大都市ほど共働きも多いですが》

 

 自分の主張を押し通すために二枚舌を使うようでは、市長の政治姿勢が問われかねない。

( SmartFLASH )

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