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「どこまでアホなの」岸田首相、所得税の減税指示するも「来夏のボーナスに間に合えば」…のんびり感がひどい

社会・政治 投稿日:2023.10.23 16:11FLASH編集部

「どこまでアホなの」岸田首相、所得税の減税指示するも「来夏のボーナスに間に合えば」…のんびり感がひどい

写真:AP/アフロ

 

 10月20日に招集された臨時国会の直前、突然のように「期限つき所得税減税」の検討を自民党に指示した岸田文雄首相。

 

「ここに至るまで相当のドタバタがありました。もともと自民党が10月末までにまとめる『新たな経済対策』に所得税減税と法人税減税を一緒に盛り込む提言を準備、連立与党を組む公明党も同調していました。

 

 しかし、首相サイドが各マスコミの世論調査で内閣支持率が発足以来最低になっていることや、衆院の長崎4区補選と参院の徳島・高知補選で苦戦が伝えられたことから『所得税減税を打ち出してアピールしたい』ということになり、党が案を引っ込めた経緯があります」(政治担当記者)

 

 

 自民党の旗振り役だったのは世耕弘成参議院幹事長。そのため永田町では「首相にハシゴを外された」との声も聞こえていたのだが……その世耕氏は10月22日、大分市内での会合でこうあいさつした。

 

「所得税減税は来年夏のボーナスぐらいに間に合うようにする。『手取りが増えたな』『減税になったな』とわかるような対策をとっていく」

 

 世耕氏は自信を持って語ったのかもしれないが、「来夏のボーナス」というスピード感のなさに、国民の間からはむしろ失望の声があがっている。

 

 実際、ネットニュースのコメント欄にも、

 

《何を寝ぼけた事言っているんですか? 今が、物価上昇でみんな困っているのに!しかも「ボーナス」?ボーナスなんてもらえない派遣社員や、パート、アルバイトの方々は置き去りなんですね!》

 

《一年以上物価高続いていて、食費を削ってるのに、効果は来年って(笑)どこまでアホなんだ》

 

《その来年の夏までに、どれだけ貧困層が増えるのかね?冬場は暖房費もかかるしね》

 

 など絶望するような書き込みが多かった。

 

 野党議員の秘書がこう指摘する。

 

「物価の高騰による実質賃金の目減りで、国民生活は疲弊しきっています。明日にでも助けを必要としている方がたくさんいるのに、法改正が必要とはいえ、自民党の幹部から『来年の夏』という言葉が出るとは驚きです。

 

 首相は常々、『スピード感を持って山積する課題に一つ一つ決断を下し対応してきた』と言ってきましたが、結局は口先でしかなかったことがよくわかります」

 

 10月20日、「消費支出のうち、食費の割合を示すエンゲル係数が40年ぶりに26%を超えた」と総務省が発表した。食品価格の高騰で庶民が苦しむなか、岸田首相の「のんびり感」により、いっそう苦しみが強くなっている。

( SmartFLASH )

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