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「2年で50回以上」散髪好きの岸田首相、いつもと違う理髪店へ…見え隠れする「流れを変えたい!」思い
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.30 16:40 最終更新日:2023.10.30 16:40
10月29日の正午前、公邸を出た岸田文雄首相の姿は、ホテルニューオータニのなかの「VIP御用達」で知られる理髪店「ヘアサロン大野」にあった。岸田首相の散髪好きは有名で、本誌でも何度か紹介してきた。
「2021年10月4日に自民党の総裁となった岸田首相は、その前日にも理髪店を訪れていたほど、節目節目で散髪に臨むことで知られています。2015年1月からは6年間、おもに東京都千代田区にある『カット・イン・ソーレ麹町店』という理容室に通っていました」(政治担当記者)
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本誌は2021年10月、同店の店長・仲澤諒さんに取材している。岸田首相がいつも来店時に頼んでいたのは、カット、シェービング、シャンプー、ブローといった施術が一体となった「いちおしコース」と「カラーリング」で、料金は合わせて1万890円(税込み)。仲澤さんはこうも語っていた。
「予約はご本人ではなく秘書の方がされていますが、来店時はおひとりでいらっしゃいます。多いときは月に数回、いらっしゃいますね。施術で気をつけているのは、岸田さんは肌が弱いところがあるので、使うシャンプーなども、かぶれないように肌に合ったものを選んで使用しています」
首相になってからも同店を訪れていた岸田首相だが、その後、理髪店を変えている。
「2022年の1月末からは、行きつけの理髪店を同じ千代田区の『ヘアモードキクチ神田日銀通り店』に変えたようで、月2回のペースで50回ほど通っています。
2023年4月15日、和歌山市での衆院補選の応援演説で爆破事件に遭遇した日の夕方も、東京に戻ってから同店で散髪していたことは、ネット上で驚きの声を集めていました」(前出・政治担当記者)
それだけに、29日の散髪自体は何も驚くことはないのだが、ひとつだけ、いつもと違う点があった。
「2022年1月以降は、系列の銀座店を含めて『ヘアモードキクチ』でしか髪を切ってこなかった岸田首相が、2021年の12月29日を最後に訪れていなかった『ヘアサロン大野』に店舗を変えたことです。1年9カ月ぶりに理髪店を変えた裏には、どんな意図があるのか気になるところです」(同前)
物価高対策として打ち出した所得減税は国民から不評を買い、党内からも疑問の声があがる始末。さらには、10月28・29日におこなわれたANNの世論調査では、政権発足以降、過去最低の支持率26.9%を記録するなど、やることなすこと裏目に出ている。
首相としては、普段のルーティンを崩してでも、何か流れを変えたい思いがあるのかもしれないが、散髪の話題に対してもネット上では、
《検討を検討し検討を重ねた結果》
《髪だけじゃなくて給料もカットしてくれ》
《散髪メガネ》
《俺が理容師ならつまみ出す》
などと、イジられてしまう展開となっている。髪を切るのも大事だが、身を切る改革にも着手してほしい。
( SmartFLASH )