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菅直人氏が政界引退、後継に「外国人投票権」推進の武蔵野市長で集まる危惧 任期半ば「市政放り投げ」批判も

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.11.06 16:33 最終更新日:2023.11.06 16:38

菅直人氏が政界引退、後継に「外国人投票権」推進の武蔵野市長で集まる危惧 任期半ば「市政放り投げ」批判も

菅直人氏は東日本大震災発生時の首相として知られる(写真・長谷川 新)

 

 11月5日、立憲民主党菅直人元首相が次期衆院選に出馬せず、政界引退することを正式に明らかにした。

 

 東京・武蔵野市で記者会見を開いた菅氏は「77歳になり、自分のなかで、家族の間で決断した」と述べ、東京18区の後継を武蔵野市長の松下玲子氏とする意向を示した。松下氏は同日、市長を辞して次期衆院選に立憲民主党公認で出馬することを表明している。

 

 

 松下氏は53歳。会社員を経て松下政経塾に入塾、2005年の都議選に民主党公認で出馬し、初当選した。都議を2期つとめたのち、2017年の武蔵野市長選に民進党、共産党などの支援を受けて出馬し、当選。2021年10月の市長選でも立憲民主党、共産党、れいわ新選組などの支援を受けて再選を果たしている。

 

「松下氏は一市長でありながら、全国的に注目を集める存在でもあります。というのも、外国籍の住民にも投票権を認める住民投票条例案を、強く推し進めてきたためです。市内に3カ月間住めば、日本人と同じ条件で投票権を認めるというもので、これが実質的に外国人参政権にあたるのではないかと、大きな議論となったのです。

 

 松下氏は市長再選直後にこの条例案を提出しましたが、そのときは市議会で否決されています。しかしその後も有識者懇談会を開催するなど、条例制定に意欲を見せていました」(週刊誌記者)

 

 SNSには

 

《菅氏の引退はどうでもいいけど引き継ぐのがよりにもよって外国人参政権激推しの武蔵野市長か…》

 

《武蔵野市長って外国人参政権めちゃめちゃ大声で言ってる人では…? やべぇのの後釜はやべぇのしかおらんのか…選挙区の対抗馬はよ》

 

《日本に3ヶ月以上住んでいれば投票権って乱暴過ぎて、私だったらこんな思考の方に投票しない》

 

 など、危惧する声があふれている。松下氏をめぐっては、ほかにこんな話も。

 

「松下氏は、武蔵野市長として損害賠償を求める住民訴訟を起こされ、被告となっています。市有地であるJR吉祥寺北口の超一等地を実勢価格より安く売却し、代替用地を高額で購入し、約10億円の損害を与えたとするものです。

 

 松下氏の市長の任期はあと2年も残っています。ましてやいまは、来年度の予算編成で大事な時期。国政へのチャンスがきたからと、こんなときに市政を投げ出すことにも批判が集まりそうです」(同前)

 

 松下氏は市長辞職の時期について「市政に影響が出ないよう調整中」と明言していない。

 

 東京18区は武蔵野、小金井、西東京の3市。とくに武蔵野市と小金井市は長年、菅直人氏の地盤であり、非保守系が強い土地とされる。次期衆院選では大きな注目を集めそうだ。

( SmartFLASH )

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