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「イメージ悪いから名前変えるのか」マイナカード、名称公募案に批判集まる…「魅力的なデザイン」「図書館カードにも」議論はさらに斜め上へ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.27 17:27 最終更新日:2023.12.27 17:35

「イメージ悪いから名前変えるのか」マイナカード、名称公募案に批判集まる…「魅力的なデザイン」「図書館カードにも」議論はさらに斜め上へ

 

 12月26日、デジタル庁は、2026年中の導入を目指す新たなマイナンバーカードについて、名称の変更に関する意見公募結果を公表した。

 

 カードの呼称の変更について寄せられた意見は193件。主な意見は次のとおり。

 

・本人確認書類(ID)であることがわかりやすい呼称が良い。
・私(My)のカードであることを踏まえた呼称が良い。
・日本(Japan)のカードであることがわかる呼称が良い。

 

 

 すでに浸透しているため、「マイナンバーカード」のままで良いという意見も寄せられたという。

 

河野太郎デジタル相は7月2日、NHKの『日曜討論』で、『次にカードを更新する時にはマイナンバーカードという名前をやめたほうがいいのではないかと個人的に思っている』と発言。SNSでは『マイナンバーカード』の『名称変更』がトレンド入りし、『意味あるのか』『パニックになる』など批判的な意見が多く上がりました。

 

 当時の松野博一官房長官は翌3日の記者会見で、『あくまで個人的な見解を述べたもので、政府として名称変更を検討しているものではない』と否定しましたが、河野氏は翌4日の記者会見で、『名前をどうするかというのもテーブルの上に載せて議論の対象になる』と述べ、改めてカードの名称変更に前向きな姿勢を示しました。

 

 結局、河野氏は11月28日の記者会見で『マイナンバーとマイナンバーカードの区別が難しいということがあるため、新たな呼び方についても幅広い意見を待ちたい』と述べ、2026年に新しいマイナンバーカードを導入するのに合わせて名称の変更に関する意見を公募すると発表。意見の公募期日を12月8日としていたのです」(政治担当記者)

 

 デジタル庁はその結果を公表したわけだが、SNSでは名称の公募案に対する批判の声が上がっている。

 

《「ID」だの「My」だの、短すぎる呼称がどれだけ不評か、X(旧Twitter)を見ててわからんのかねえ》

 

《あまりにも頭が悪すぎてクラクラする》

 

《MyDとかマイディーとかになって、iDとEdyと三つ巴の発音聞きづらさ選手権が開幕するとみたw》

 

 そもそも、名称変更自体に対する批判もSNSでは根強い。

 

《「マイナカード」の印象が悪くなり過ぎたんで名称変えます、っていういつもの目くらましですね》

 

《金のムダ。こういう看板替えもムダ。何から何まで無駄のオンパレード》

 

《今頃になって、こんな事で時間と税金を使うのか???》

 

 デジタル庁は、名称変更のほかにも、中間取りまとめ案への意見公募結果とともに、デジタル庁の考え方も公表している。主な考え方は以下のとおり。こちらも、“斜め上”の議論がなされているようだが……。

 

・個人番号カードの呼称の変更

 

 混乱を回避するとともに、国民に親しまれるカードとするため、次期カード導入を契機に、「マイナンバーカード」以外の新たな呼称を、広く国民への公募も経て検討することが有意義であると考えられる。

 

・カードの券面デザイン

 

 券面記載事項等の変更と合わせて、偽造防止対策、ユニバーサルデザイン対応、視覚障害者への配慮等(カードのおもて裏識別対応など)の観点から、券面デザインの見直しをおこなう。特に、大きさをはじめ、文字の読みやすさに配慮するとともに、誰もが持ちたくなる魅力的なデザインを実現する。

 

・暗証番号の利便性の向上

 

 カード保持者は、現在、4つの暗証番号の設定が必要であるところ、次期カードでは、認証強度に応じて、4桁と6桁以上の2つの暗証番号の設定で済むこととなる。

 

 そして、「個人番号カードの目的は何かを明確にすべきではないか」という意見に対し、デジタル庁は以下の考え方を示している。

 

 個人番号カードは、対面でも非対面でも本人確認に用いることのできるデジタル社会のパスポートであり、官民のオンライン・デジタル化の基盤となるもの。

 

 その利用シーンの拡大として、健康保険証や運転免許証をはじめとする各種カードとの一体化や、各種行政手続のオンライン・デジタル化、図書館カード等として利用できる市民カード化、民間サービスにおける顧客申込等における利用が進められ、また、カード機能のスマートフォンへの搭載をはじめ、利便性向上の取り組みが進められており、個人番号カードを基盤とした安全で便利なデジタル社会の実現が期待されると考えている。

 

 12月27日、厚生労働省が発表したところによると、マイナンバーカードと健康保険証が一体になった「マイナ保険証」の利用率は11月時点で4.34%。ピークだった4月の6.3%から7カ月連続で低下した。

 

 2026年度に導入予定の新しいマイナンバーカードで、不人気ぶりを払拭することはできるのだろうか。

( SmartFLASH )

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