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【騒動その後】「漂白剤入り」食中毒騒動の「銀座 天一」告発男性は「妻は療養中」「捜査の進捗わからず」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.27 18:29 最終更新日:2023.12.27 18:36

【騒動その後】「漂白剤入り」食中毒騒動の「銀座 天一」告発男性は「妻は療養中」「捜査の進捗わからず」

 

「妻の回復は思わしくなく、現在も療養中です」

 

 そう語るのは、9月16日に本誌が報じた、有名天ぷら料理店「銀座 天一 銀座三越レストラン店」の食中毒騒動(取材/文・坂田拓也)を告発した、経営コンサルタントの男性だ。

 

 12月、男性は本誌の取材に、騒動の“その後”を明かしてくれた。

 

 

 食中毒が起きたのは、8月31日のこと。男性が妻を連れて同店を訪れた。妻が氷なしの水を注文したところ、女性店員が容器を取り違え、妻に漂白剤入りの水を提供してしまった。同店に対しては、東京都中央区の保健所が、9月8日から4日間の営業停止処分を科している。

 

 来店した際の様子を、当時、男性は本誌にこう明かしている。

 

「水を飲んだ妻がすぐに異臭に気づいて、カウンターの中の料理人(男性店長)に『これ、おかしいです!』と叫んだのに、何も反応しませんでした。妻が振り向くと、水を持ってきた女性店員がいたため、女性店員にも再度『おかしいです』と言ったのに、女性店員も反応しなかったのです。

 

 そして、妻があらためてコップの水の臭いをかぐと、明らかな刺激臭がしました。私にそれを伝えているとき、女性店員が、あろうことか無言でコップを持ち去り、厨房へ向かったのです」

 

 ノドの痛みが激しくなった男性の妻は、指を口に突っ込んで吐こうとしたところ、別の女性店員が「ここでやると迷惑なので、トイレに移ってください」と言ったという――。

 

 その後も店側は「このテーブルポットの水を注ぎました」と、氷入りのポットから注いだと “明かな嘘” の釈明をしたり、事件から3日後に保健所に報告したりと、不誠実な対応の数々が男性から本誌へ伝えられた。

 

 騒動当時、運営会社である株式会社天一の矢吹友一社長は、本誌に「警察の捜査に全面協力しているところで、回答は差し控えさせてください」と回答していたが、男性が語る“その後”は、芳しいとはいえないものだ。

 

「(被害届を出した)築地警察署は調べ中とのことですが、進捗は分かりません。そのため、銀座天一が申し出た和解はお互いに弁護士を立てていますが、交渉中のままです」

 

 現在も営業中である同店。このような事故が起きないことを願うばかりだが……。

( SmartFLASH )

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