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鳩山由紀夫氏、辺野古改良工事批判への「おまいう」ツッコミに「外務省にダマされた」の開き直り、原口一博氏からは謎の援護射撃が
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.31 15:21 最終更新日:2023.12.31 15:41
鳩山由紀夫・元首相が12月27日、自身のX(旧Twitter)を更新。
《沖縄県民の意思に背き、辺野古の軟弱地盤の広がる地域で工事が始まることになる。(中略)それにしても裁判所は易々諾々と国に従うだけで沖縄県民の声を聞く良心はないのか》
と、沖縄・名護市辺野古沖の地盤改良工事をめぐる問題に触れた。裁判所は沖縄県に対し、工事の承認を命じたが、県はこれを拒否。12月28日には、国が県に代わって工事を承認する「代執行」をおこなっている。
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鳩山氏のこの投稿には《辺野古移設を決めた国の代表は、鳩山由紀夫元首相自身です》との「コミュニティノート」(Xのファクトチェック機能)がつけられ、2010年5月に、当時の鳩山首相が辺野古移設を決断したことを指摘している。
SNSでは
《年末滑り込みで今年最大級のおまいう出してきたなぁ。辺野古に決めたのは鳩山氏だし、そもそも落ち着きかけてたのを「最低でも県外」とか、口先だけの甘言吐いて沖縄県民惑わせたのも鳩山氏じゃん。あの言葉がなければここまでこじれてなかったでしょ。人としての良心はないのか、あなたには》
《辺野古基地移転を決めたのは民主党政権時代に首相だったアナタですよ!》
などのツッコミが多数見られた。
その反応を見たのか、鳩山氏は翌28日にも続けて投稿。
《辺野古工事の代執行を批判したら、辺野古に戻した張本人は私だとのご批判を頂いた。その通りである。外務省に偽りの文書を見せられ、それを信じて辺野古に戻したのは私である。そして総理を辞めたが、偽りと分かり、沖縄県民に申し訳ないと、その後は「辺野古NO」の沖縄県民に寄り添って行動している》
と、今度はなんと「辺野古移設を決めたのは、外務省にダマされたため」と主張した。この前代未聞の「言い訳」に、SNSでは
《外務省のせいとはいかに? 騙された、というのなら 当時の経緯や決断に至るまでの 経緯がわかる文書を開示して下さい》
《政治主導を謳って今更になって官僚のせいにする。どこまでも軽薄というか…》
など、あきれかえる声があふれている。
そんななか、鳩山氏への援護射撃が……。鳩山内閣で総務大臣だった立憲民主党の原口一博・衆院議員だ。原口氏は12月29日、鳩山氏の投稿を引用し
《65海里以上、普天間から離れたところに基地を移すことは、アメリカが許さないとする文書。この嘘を鳩山総理に見せて「国外、最低でも県外」移設を断念させた者がいる。(中略)鳩山さんが持っている(私もコピーを保持)文書には、外務省と防衛省の実在の人物の名も記されている。その2人は、「出世」している。まさに平成のゾルゲ事件だ。アメリカなら国家反逆罪が適用されるような事件だ》
と、鳩山氏の説明を擁護している。
これが本当なら大事件。ぜひともその文書を公開してもらいたいものだが――。
( SmartFLASH )