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武井壮も感謝を表明「能登地震」で台湾からの義援金「12億円」…蔡英文総統は「頑張れ、日本!」と激励
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.12 16:38 最終更新日:2024.01.12 16:48
1月11日、台湾政府は、能登半島地震の被災地支援を目的とした義援金6000万円の目録を日本側に渡した。台湾政府は市民からの義援金を受け付けており、1月10日までに2億5253万台湾元(約11億8600万円)が集まったという。募金は19日まで継続される。
台湾の蔡英文総統は、1月5日、自身の「X」に日本語でこう投稿していた。
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《日本有事はつまり台湾有事です。わが国は、石川県能登半島を震源とする地震の被災地支援と復興協力のため6,000万円の寄付を決めました。また、日本のために何かしたいという台湾の人々のために、本日(5日)より政府による義援金口座も開設し、寄付を受け付けています。
台湾と日本はこれまでも、相手が最も助けを必要としているときに、まるで家族のように支援の手を差し伸べてきました。頑張れ、日本!被災地の皆様が一日も早く正常な生活に戻れるよう願っています。》
タレントの武井壮は、1月12日、12億円近い義援金が集まっていることに、自身のXでこう書きこんだ。
《台湾の皆さん本当にありがとうございます 台湾で何かあったらすぐ寄付します!!》
お笑いタレントのほんこんも同日、自身のXに《台湾 多謝》と書き込んだ。同日には、Xで《台湾市民》がトレンド入り。感謝を表明する声が拡がった。
《台湾の平均年収は約300万円でここまで集まるっていうのは本当にありがたいよね…東日本大震災の時もそうだしこれだけ助けられているんだから台湾の人達が困ってたら手を差し伸べられるようにしたいね》
《被災者になって、初めて思う。私はこれまでそんな事は何処かの対岸の火事にしか思ってなかったと…自分に降りかかるなんて微塵にも思ってなかった。改めて、何て愚かだろうか…台湾の人らに感謝と自戒を込めて、一生忘れません》
《えー、台湾市民からの日本への義援金11億超え?! 日本の為に本当にありがとうございます。朝から泣きそう 選挙もあるし今大変な時期なのに、日本の事を考えてくれて、思ってくれてありがとうございます》
1月13日の投票を前に、台湾は4年に1度の台湾総統選挙の真っ最中だ。中国と対立する与党と、中国との交流拡大を訴えて政権交代をめざす2つの野党の候補者が、舌戦を繰り広げている。
1月11日には、自民党の麻生太郎副総裁が訪問先の米ワシントンで記者団の取材に応じ、台湾有事の際には「日本政府は(安全保障関連法の)存立危機事態と判断する可能性がきわめて大きい」と述べ、中国による台湾への武力侵攻が起きた場合、日本が集団的自衛権を発動する可能性が高いとの考えを示した。
「台湾有事は日本有事」は故・安倍晋三元首相が、首相退任後の2021年12月1日に発した言葉だ。総統選の結果はどうなるかわからないが、台湾への感謝は忘れないようにしたい。
( SmartFLASH )