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「泥棒に取り締まり法作らせる」政治刷新本部参加の安倍派議員9人に「キックバック」報道で国民は怒り心頭

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.13 14:38 最終更新日:2024.01.13 14:42

「泥棒に取り締まり法作らせる」政治刷新本部参加の安倍派議員9人に「キックバック」報道で国民は怒り心頭

1月11日、自民党「政治刷新本部」の初会合であいさつする岸田文雄首相(写真・時事通信)

 

 1月11日、自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受け、党本部で「政治刷新本部」の初会合を開いた。

 

 岸田文雄首相は「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るためには、自民党が自ら変わらなければならない」と意気込んだが、参加メンバーが発表されると「派閥にどっぷり浸かった議員ばかり」(立憲民主党議員秘書)と批判が殺到している。

 

 前明石市長の泉房穂氏も、自身のXで《『政治刷新本部』の“メンバーの顔ぶれ”を見て、「これって“刷新されてしかるべき方々”を集めたってこと?」と一瞬そう思ってしまった。“安倍派が10人”も入っているなんて、ブラックユーモアにすらなっていない。本日スタートとのことだが、始める前から終わっている・・・》とつぶやいていた。

 

 

「やはりというべきか、泉氏の危惧が現実になりました。1月13日、政治刷新本部に参加する安倍派の議員10人のうち、9人が派閥からキックバックなどを受けていたとみられることがわかり、各社が報じました。5年間で数十万円から数百万円とみられますが、政治資金収支報告書には記載されていません。ANNニュースは「岡田直樹前地方創生担当大臣、野上浩太郎元農林水産大臣」など、具体的に名前を出しています。

 

 これまで、安倍派幹部から裏金やキックバック、中抜きに関する正式な説明はありません。それにもかかわらず、同派の議員10人をメンバーに入れた、岸田首相の説明責任が問われていますが、自分が疑惑にかかわっていながらメンバー入りした、議員本人の見識にも批判の声があがることでしょう」(政治担当記者)

 

 ニュースサイトのコメント欄にも《裏金作りに専念して来た自民党組織が政治献金刷新本部を立ち上げても、身内に甘い議論や対策や法案提出しかできないだろう》《キックバックに手を染めた人たちが委員など言語道断》《“泥棒に泥棒取り締まり法を作らせる”。笑いを取るつもりか》《やっぱり刷新される側だった》《これからはどうやって裏金作るか検討する集まりが発足しただけでしょ》など、厳しい意見があふれていた。

 

 国民は、政治刷新本部で会議を重ねる前に、記者会見で説明することを望んでいる。そろそろ「捜査中のことなので」の言い訳は、通用しない段階になっている。

( SmartFLASH )

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