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橋下徹氏も「いい加減にしてくれ!」旧文通費で「家賃・税金支払い」の薗浦前衆院議員に批判殺到

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.22 16:45 最終更新日:2024.01.22 19:51

橋下徹氏も「いい加減にしてくれ!」旧文通費で「家賃・税金支払い」の薗浦前衆院議員に批判殺到

 

 1月21日、政治資金パーティーの収入など4000万円を超える収支を過少記載するなどしたとして、政治資金規正法違反で有罪が確定した薗浦健太郎・前衆院議員が、旧文通費(文書通信交通滞在費・現調査研究広報滞在費)を、自身のマンション家賃や税金などの支払いに充てていたことが判明した。同日、読売新聞が刑事確定記録をもとに報じた。

 

 旧文通費は、各議員に月100万円が支給されているが、使途を明らかにする必要はない。

 

 

 報道によると、薗浦氏の元政策秘書(政治資金規正法違反で有罪確定)が東京地検特捜部の聴取に、旧文通費を管理する口座から、薗浦氏が自宅とは別に、家族と過ごすマンションの家賃のほか、薗浦氏の国民健康保険料や国民年金保険料、住民税などの公租公課を支払っていた、と供述しているという。

 

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は同日、自身のXに、読売新聞の記事を貼り付けたうえでこう書きこんだ。

 

《やっぱりね。旧文通費の領収書公開を嫌がる政治家たちは適切に使っているとの釈明一点張り。信じられないね。今回の裏金も政策活動費も領収書抜きで適切に使っているとしか言わない。いい加減にしてくれ!》

 

《追徴課税と加算税は絶対にやらないと。不記載は追徴課税という慣例を作っていかなければならない。最後は明確な金銭ペナルティの法律制定。》

 

 1月19日、安倍派の塩谷立(しおのや・りゅう)座長は、派閥から所属議員にキックバックしたパーティー券収入分を、政治資金収支報告書に記載してこなかったことを謝罪した。

 

 塩谷氏は、キックバック分の使途について、所属議員が「決して不正な使い方をしたわけではないと信じている」と釈明。記者団から「脱税ではないか」と問われると、「脱税という意識はない」とする一方、税務申告については「いままで不記載だったので、まったくしていない」と明らかにした。

 

 旧文通費の私的利用が報じられたことで、キックバックされた裏金についても、SNSでは批判的な声が殺到している。

 

《国会議員 みんなやっとるやろ 派閥の問題より裏金のほうなんとかせーー》

 

《自民党議員とカネの問題は。もはや性善説ではダメ。コイツらは必ず裏金作ったり、私的流用したりするという前提に立って法整備しないと》

 

《他の議員も絶対こういう使い方しているんよ。だから表には出せず「裏金」化して誤魔化してるわけ。国民の血税で飯を食っていながらそこを一切説明しないのは不誠実だし卑怯極まりない》

 

 1月22日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した政治評論家の田﨑史郎氏は、安倍派で責任を取った人がいない点を問題視。

 

「組織が問題を起こしたら、組織の長は責任を取らないといけないと思う。これほどの問題を起こしながら安倍派で責任を取った人がいない。最後は安倍派の座長である塩谷立氏が議員辞職をすべきだと思っている」

 

 派閥を解散してすむ話ではない。キックバックした裏金の使途を調査すべきではないか。

( SmartFLASH )

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