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共産党新委員長・田村智子氏を直撃!「カラオケの十八番は『My Revolution』。“革命”ですね(笑)」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.23 06:00 最終更新日:2024.01.23 06:00
101年前に掲げた“赤い旗”。令和の時代に入り、高齢化による党員減少が加速するなか、「女性初の委員長」が党勢回復の重責を担う――。
2024年1月18日、共産党の志位和夫委員長が退任。田村智子政策委員長が、新党首に就任した。
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「志位氏は2000年11月に、不破哲三氏の後任として委員長に就任し、その後23年間の在任期間は歴代最長です。2023年1月には、元安保外交部長・松竹伸幸氏が長期政権に疑問を呈し、『党首公選制』の導入を主張しましたが、党規約に違反したとして党から除名処分を受けました」(政治部記者)
そんな閉鎖的イメージを刷新するべく、トップの座を引き継いだ田村智子氏とは、どんな人物なのか……。
「彼女は長野県で文房具店を営む両親のもとに生まれ、早稲田大学在籍時には日本民主青年同盟に参加していました。1985年、共産党に入党すると、2010年の参院選で初当選。現在3期めです。2019年には故・安倍晋三首相主催の『桜を見る会』をめぐる問題について国会で追及し、話題になりました。それ以降、親しみを込めて“タムトモ”と呼ばれています」(同前)
国会論戦で一躍、脚光を浴びた“女闘士”。本誌は、就任発表翌日、議員会館で“新委員長”に、共産党の行く末を聞いた。
「いまは『自民党政治を倒すんだ』と意気込んでいます。政権を交代させるという市民的なムーブメントを作りたいですね。そのためには、国民のみなさまと我々でキャッチボールをするように“双方向”の意見交換をして、政権交代の機運を高め合うことが必要です」
社会的弱者の救済を掲げる党だけに、貧困問題にも関心が高い。
「トー横問題は深刻です。トー横にいる子どもたちは、学校や自宅に居場所がないから、路上に溜まってしまう。そんな社会構造に、根本的な原因があると思います。この事態を鑑みて、我々はトー横キッズに歩み寄り、対話ができる方法を模索中です。彼らを民青同盟に入れるのもひとつの手段です」
一方、プライベートでは2児の母という顔を持つ。
「委員長の選出は党大会が決めることなので、夫とは事前に話していませんでした。ですが、党大会後に夫と娘とは、LINEで『これからたいへんだね』というやり取りをしました。休みの日は、夫と2人でスーパーに買い物に行くことが多いです。最近、物価高ですよね。クリーニング屋さんなんか『こんなに安くて儲けが出ているのか』と心配になります。あと、気分転換にカラオケに行ったりします。小学校から大学までずっと合唱を習っていたんです。得意な歌ですか? 渡辺美里さんの『My Revolution』とか、低音なので歌いやすいです。共産党だけに“革命”ですね(笑)」
田村氏は党首としての手腕は未知数のうえ、世間では党運営全般を統括する議長職に就いた志位氏が、院政を敷くのではという声もある。
「志位さんにはいままでも言ってきたし、組織が豊かに発展していくために、これからも互いに批判しながら、臆することなく議論を展開できるような運営をしていきたいです」
革命を歌う田村氏は、民衆を導く“ジャンヌ・ダルク”になれるか。