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「自ら墓穴を掘るタイプ」辻元議員、岸田首相に裏金問題迫るも…なぜか自身の醜聞持ち出して大ブーメラン

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.03.05 15:15 最終更新日:2024.03.05 15:18

「自ら墓穴を掘るタイプ」辻元議員、岸田首相に裏金問題迫るも…なぜか自身の醜聞持ち出して大ブーメラン

蓮舫議員と並ぶ辻元清美議員

 

 3月4日の参院予算委員会は、立憲民主党の蓮舫議員と辻元清美議員の独壇場だった。

 

 蓮舫議員は前夜7時すぎにXを更新。《辻元ちゃんと連絡。 明日に向けてお互いがんばろう、と。》と綴るなど、気合は十分の様子だった。

 

「蓮舫氏は、新藤義孝経済再生担当大臣が領収書の公開が必要な政治団体から公開の必要がない政治団体に2億6000万円を移していることを指摘。

 

 

裏金化しているのではないか。政治資金の隠蔽じゃないのか』と迫ると、新藤大臣は持っていた書類を机に叩きつけ、『隠蔽とはどういうことですか』と激怒、反論しました」(政治担当記者)

 

 その蓮舫議員に先立ち、午前の質問に立ったのが辻元氏だ。辻元氏は不敵な笑みを浮かべながら質問席に。対峙する岸田文雄首相に対し、自民党のパーティー収入不記載について道義的責任を問いただした。

 

「辻元節は絶好調でしたね。『自民党の裏金議員は何人いるのか。4.4人に1人だ。大臣席に(座るのは)20人。このなかに5人いるということだ』と具体的な数字をあげ、さらに『塩谷さん、西村さん2人を呼んで『どっちなんだ』と確認したらどうか。電話かけるか、官邸に呼んで聞けばいいだけの話だ。火の玉になってやるのではないか』と迫りました。

 

 さらに、『4月、イチかバチかの “裏金解散”、総理、ちょっと考えているんじゃないですか』とも聞きました」(前出・政治担当記者)

 

 ところが、辻元氏はここで自らの醜聞をあえて持ち出した。

 

「私ね、22年前、秘書給与問題で議員辞職したんですよ。そのときですね、『議員辞職しても参考人招致に応じろ』と、私を引きずり出したのは自民党なんですよ。

 

 私は、震えながら(参考人招致に)出たんです。でも、逃げなかったから(国会議員として)復帰できたと思っています」と自身の体験談を織り交ぜながら疑惑の解明を訴えたのだが――。

 

「この発言にブーメランが襲いかかりました。辻元氏は2002年、勤務実態のない政策秘書に、国から支給される秘書給与のうち月5万円を『名義料』として支払い、残りを私設秘書やアルバイトの給料などに流用していたことが発覚。議員辞職しました。

 

 その際に記者会見を開いたのですが、そこで『お詫び』はしましたが真相についてはほとんど語らず、会見は15分で打ち切られたのです。

 

 当時、共産党の志位和夫委員長は『心情は語ったが、真相は語っていない』と評しました。そのため当時を知る自民党議員などから『逃げっぱなしだったじゃないか』という声が出ているのです」(永田町関係者)

 

 SNSにも、《過ぎたことは綺麗さっぱりや忘れる方のようです》《自ら墓穴を掘るタイプ》《逃げてたと思うんですけどね》などの書き込みが多かった。立憲民主党関係者からも「あえてこのエピソードを持ち出す必要はなかったのでは」という声が聞こえる。

( SmartFLASH )

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