社会・政治
チケットが売れてないから?万博チケットに「購入者対象くじ」案…「委託上限額」は1億円超えの羽振りの良さ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.02.09 18:30 最終更新日:2024.02.09 18:30
「『2025年大阪・関西万博』の前売りチケット販売の売れゆきが想定を下回っているのではないか」
そうこぼすのは大阪在住の経済担当記者。そのような憶測が後を絶たないのだという。
協会は2023年11月30日から発売した前売り券の販売目標を1400万枚に設定しているが、公式HPを見てみると、2月7日現在、6種類の前売り券の販売合計は約55万枚にとどまっている。このことも“売れていない説”に拍車をかけているのだ。
【関連記事:「血しぶき飛んだみたい」万博ナンバープレート、五輪に比べ圧倒的不人気 軽自動車の「黄色枠」にも不満が】
「手詰まり感」を打破するためなのか、協会は2024年4月頃から、前売り券購入者に「くじ」をプレゼントするという。
「2023年の正月、テレビ大阪の番組『関西財界人新春座談会』で関西経済3団体のトップが意見を交わしました。そのとき関西経済連合会会長で万博協会の副会長も務める松本正義氏が『万博のチケットに宝くじを付けたらどうか』という提案をしていました。
2月8日、協会はホームページで『2025年日本国際博覧会 前売チケット購入者対象くじ実施運営・PR業務企画提案公募について』という契約情報をリリースしました。民間事業者などから企画提案を公募するため、受託事業者を募集するとしています」(週刊誌記者)
予定の委託期間は2024年3月下旬頃から2024年12月31日までとなっているが、驚くのは「委託上限額」の羽振りの良さだ。赤字も心配されるなかで1億1000万円を支払うという。
鳴り物入りの「くじ」は、どのような内容になるのだろうか。万博協会の入場券企画課に聞くと「まだくじの内容は決まっていません。それも含めて受託事業者から提案をしていただきます。宝くじのプレゼントはないと思います」とのことだった。
「くじ」が購入の動機づけになるかどうかは未知数だが、「追加予算」を求められことだけはやめてほしい。
( SmartFLASH )